鹿児島県内で先月、発生したうそ電話詐欺の被害は10件・およそ7000万円だったことが分かりました。今年に入ってからの被害額は1億4千万円を超え、去年1年間を上回りました。
県警によりますと、先月、県内で確認されたうそ電話詐欺は10件で、被害額はおよそ7000万円でした。今年に入ってからの被害総額はおよそ1億4700万円で、去年1年間のおよそ7900万円を大幅に上回りました。
先月、確認された金融商品詐欺の1件は、60代男性がSNSを通じて知り合った相手に投資話を持ちかけられ、複数回に渡って指定口座に数千万円を振り込みました。男性が「残高確認をしたい」と相手に伝えたところ、「確認には別にお金がいる」と言われたため不審に思って警察に相談し、だまし取られたことが発覚しました。
他にもLINEに「次世代エネルギーに投資すれば資金を数倍にできる」というメッセージが届き、指定された口座に金を振り込んでだまし取られたケースがあったということです。
県警は、よく知らない相手からの投資話や電話やメール、SNSで金銭を要求された場合は詐欺と疑って、家族や警察などに相談してほしいと呼びかけています。

8月うそ電話詐欺被害10件・約7000万円 今年の被害総額1.4億で去年上回る 鹿児島
MBC南日本放送