静岡学園が攻めて、攻めて逆転勝ち!関東Rookie League無敗Vと全国出場決める!

静岡学園が攻めて、攻めて逆転勝ち!関東Rookie League無敗Vと全国出場決める!

  • ゲキサカ
  • 更新日:2020/11/23
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[11.22関東Rookie League第9節 帝京三高 1-2 静岡学園高 フジスパーク]

関東、静岡の強豪校の1年生がリーグ戦を通してレベルアップを目指す「2020 関東Rookie League」は22日に最終節を行い、Aリーグは静岡学園高(静岡)が無敗優勝を果たした。帝京三高(山梨)と対戦した静岡学園は先制点を許したものの、U-16日本代表MF高橋隆大とFW寺裏剣のゴールによって2-1で逆転勝ち。6勝3分とし、Aリーグ優勝と12月に開催されるルーキーリーグ全国大会(静岡)への出場を決めた。

“静学らしく”攻めて、攻め抜いて、勝った。2位・流通経済大柏高(千葉)と勝ち点1差、3位・前橋育英高(群馬)と勝ち点2差の首位で最終節を迎えた静岡学園は、自力での優勝と全国大会出場を決めるためには勝つしかない状況。序盤からボールを握ったが、やや硬さもあった立ち上がりはミスからピンチを迎えるシーンもあった。

また、帝京三は非常に気持ちの込もった戦い。新井大介コーチが「(守備は)高い位置で。ここ3、4週くらい、『下がるのは守ることじゃないから』と言っていた」という帝京三はDFラインを高く設定し、MF岡田耀太らが球際厳しい守りを見せる。そして、キープ力高い大型MF今井恵大らがボールを正確に繋いで攻め返していた。

だが、高橋が「(今年の1年生世代は)強いと思います。前の4人とかは絶対に1対1で抜けるメンバーが自分はいてると思っていて、だから(相手の)カバー入ったら他が空く。細かいプレーとか面白いプレーを考えられたり、個人個人みんな(一定以上の)テクニックあって、全員が仕掛けられると思う」という静岡学園は攻めて流れを引き寄せる。

Aチームでも攻撃力を示している高橋がゲームメーク・仕掛け・フィニッシュワークの全てで存在感を放ち、Aチームのレギュラーで前日から1年生チームに合流したU-16日本代表CB行德瑛が自陣から果敢に持ち上がって攻撃に厚みを加える。そして、MF保竹駿斗の正確な展開からゴール連発中の左SB栗原耕平やMF望月空が仕掛けてゴール前のシーンを作り出す。

22分には高橋とのスイッチからMF近藤安元が左足シュート。距離感良い攻撃を続け、奪い返しも速い静岡学園は後半立ち上がりもグループや個での崩しから栗原、高橋が決定的なシュートを撃ち込んだ。

だが、先制したのは帝京三だった。後半10分、速攻からのロングフィードを前線の長身FW藤浪宏樹が収める。そして左中間で相手DF2人を引きつけて逆サイドへ展開。フリーで走り込んだMF栗原龍世がGKとの1対1を右足シュートで制した。

我慢強い守備から1チャンスで仕留めた帝京三は喜びを爆発。だが、静岡学園は14分、インターセプトから高橋が素早く持ち上がり、右サイドへ展開する。そして近藤が中へのドリブルからスルーパス。GKと1対1となった高橋が、右足シュートを左隅に沈めて同点に追いついた。

帝京三は、高橋や寺裏をはじめとした静岡学園のドリブルやテンポの良いパスワークの前に押し下げられてしまう。前線へのロングボールは高さやインターセプトで違いを見せる行德に跳ね返され、こちらも安定感の高いCB森下蒼大に奪い返された。

静岡学園は栗原や近藤、高橋が決定的なシュートへ持ち込んだが、帝京三もGK榎本健人を中心に粘り強い。その帝京三は追いつかれたあともチーム内で指摘し合う声が出続けるなど、集中力を維持していた。26分には高橋がカットインから放ったシュートがファーポストを直撃。残り時間は10分を切り、静岡学園は苦しい状況に追い詰めれてきていた。

それでも、テンションを落とすことなく繰り返し仕掛ける静岡学園は27分、寺裏が足裏でのコントロールを交えたドリブルでPAへ潜り込む。帝京三はDF2人とGKが距離を詰めてシュートをブロックしたが、寺裏がこぼれ球を自ら左足で押し込んでついに2-1。両手を広げて走り出した寺裏は、サブ組の選手たちと一緒になって勝ち越し点を喜んだ。

帝京三は諦めずに前へ出たが、静岡学園は行德が制空権を握り続けたほか、保竹やMF西井大翔、右SB谷岡拓が献身的なチェック。GK小林元の守るゴールに近づけない。そして、攻める姿勢を見せ続けて試合終了。優勝を勝ち取った。

最後まで攻めて、ゴールをこじ開けて逆転勝ち。静岡学園の指揮を執った齊藤興龍コーチは「(B戦などを含めてRookie Leagueで)全員成長できたかな。やり遂げてくれたことが嬉しいですね。内容と結果が結びついたその結果が優勝。トータルして見ても、ゲーム内容はある程度(将来への)ベースは作れたと思う。これから2、3年生になってグレードアップしていく。どんどん上乗せして、1、2年後が楽しみです」と微笑んだ。

12月の全国大会での目標は「1年生チーム日本一」だ。行德は「3年間の中で日本一を目指す機会はそんなに多くないので、こういった1年生の大会から日本一を目指せるチャンスが来たというのは嬉しいこと。全力で、全員で狙っていきたい」と力を込めた。Aチームは選手権静岡県予選で敗れ、全国連覇ならず。それでも「(この優勝は)来年や僕らの代へ向けて良いスタートになった」(高橋)という静岡学園が関東Rookie Leagueに続いて、初のルーキーリーグ全国大会優勝も果たし、来年、2年後へ弾みをつける。

(取材・文 吉田太郎)▼関連リンク

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