時には壁ドンも辞さない...動物園のパンダの飼育員さんへの「圧」がスゴすぎる!

時には壁ドンも辞さない...動物園のパンダの飼育員さんへの「圧」がスゴすぎる!

  • 現代ビジネス
  • 更新日:2021/04/07
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ちょっと短めのおみ足にまるいボディ。唯一無二のフォルムを持つ、神戸市立王子動物園のメスのジャイアントパンダ「タンタン(旦旦)」。そのかわいい姿と優雅な所作から、親しみを込めて、“神戸のお嬢様”とも呼ばれています。

愛くるしいタンタンですが、実は現在25歳。人間で言うと70歳代という高齢パンダ。そして今年、中国への返還が決まっています。神戸で最後の時間を過ごす、お嬢様の様子を、動物園の休園日である水曜日にお届けします。

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カメラ目線で圧をかけます 提供:神戸市立王子動物園

無言の圧タン

なにか言いたげな表情のタンタン。おりの中から無言の圧を感じますね。この行為、公式ツイッターでは「圧タン」と呼ばれています。

飼育員の梅元良次さんに、圧タンについてうかがいました。「僕が担当になったときには、もう普通にやっていましたね」と、タンタンからの圧にも慣れたものです。

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これが「圧タン」 神戸市立王子動物園ツイッターより

賢いタンタンは、部屋の中に入ると新しいごはんがもらえることを覚えているため、ごはんが待ち遠しくて前のめりに。これが自然と圧をかけるような形になっているようです。

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モフモフの毛が食い込んでいますよ 提供:神戸市立王子動物園

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目があっちゃいましたね 提供:神戸市立王子動物園

パンダの得意技?

「コウコウも、エサの時間くらいになると『ごはんまだですか?』というような感じで、こちらを見ていましたね」と梅元さん。かつて同園にいた、オスの2代目コウコウも、遠慮がちながら圧をかけていたようです。この圧はパンダの得意技なのでしょうか。

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部屋に入れての圧。壁ドンですね

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中の様子をうかがっています

「僕はすぐ、圧に負けるんです。タンタンのタイミングにあわせて、食べたいときに食べさせてあげるようにしています」(梅元さん)食いしん坊のタンタン。竹が気に入らない時は、お庭の雑草をムシャムシャ食べることもあります。

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この竹じゃない 提供:神戸市立王子動物園

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気に入る竹をくれないと、雑草食べちゃうぞ

タンタンのごはんタイムは、基本1日6回。これは来園時から変わっていません。しっかりとパンダに食べさせることが、飼育の第一目標。エサの回数が増えるのは、悪いことではないのだとか。

「食べたあと、満足して寝る……というのが、いいルーティンですね」と梅元さん。掃除でおりに入れたときも「早く出してくれ」という圧を感じるそうですよ。

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満足そうです

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おなかいっぱい。至福の時ですね

気まぐれタンタン

圧タンによってごはんをゲットしても、気に入らなければ食べません。タンタンの好みは、竹の種類ではなく、その時々、竹を刈ってくる場所なども影響するようです。

前回たくさん食べた種類の竹を多めに頼んでも、次は全然食べないということもよくあるのだとか。

「外にいて雨が降ってきたから食べなくなる……なんてこともありますね。そんなときはタンタンを室内にいれて、同じ竹を洗って置いてあげると食べたりもします」(梅元さん)

お嬢様は気まぐれなのです。

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取材時のお気に入りは、メダケ(女竹)でした

「タンタンは僕が担当しはじめた頃から変わらず、本当にむずかしい子です」と梅元さん。今は亡き2代目コウコウは、何の文句もなく、タンタンが残した竹もバリバリおいしそうに食べていたのだとか。

竹の匠に『妥協は一切なし』なのですね。

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真剣に竹を吟味する(?)タンタン

ちなみにタンタンの好物、ニンジンの切り方は、飼育員さんの気分によって違うのだそう。エサなどを子どもに見立ててしまう偽育児の期間は、抱っこしないように、小さめに切るなどの工夫をされているそうですよ。

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握りやすいように、大きめにカットされたニンジン

過ごしやすい春の一日

取材日は寒の戻り。神戸の最高気温は15度。日差しは暖かいのですが、冷たい風が吹く一日でした。午前11時頃に目を覚ましたタンタンは、飼育員さんにごはんの催促。

いつも通りに圧をかけ、新しい竹とニンジンとペレットをゲット。エサの交換が済むとニンジンに向かってまっしぐら。石をテーブル代わりにして、上品に座っていただきます。

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ニンジンにまっしぐら!

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テーブルにちょうどいい石

そのあとは寝台の上で竹を……と思いきや、ウロウロと何か探しています。寝台の端辺りにタケノコが置いてあることがあるのを、タンタンは知っているのです。今回はないみたいですよ。

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タケノコがない……

最近は、なかなか気に入る竹がないそうで、多いときは5、6割くらい食べる夜間の竹も、2、3割しか食べていないのだとか。おなかがすいて、早めに目が覚めてしまうのだそうです。

それでも、竹をきびしく吟味して、おいしいものだけいただきます。

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後ろ足を使って、器用に竹を持ち上げています

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これはいい竹

宝探しへGO!

30分ほどのお食事した後は、寝台から降りて少しお散歩。さらに、石にもたれてウトウトし始めました。

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お昼寝ですか?

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目が覚めてしまいました

日光がまぶしかったのでしょうか。すぐに目覚めてお散歩へ。観覧通路との間にあるモート(堀)に、宝探しに出かけていました。

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モートへ降りてみました

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モートにも青々と草が茂っています

本日(4月7日)は、本来ならば休園日ですが、市内の小中学校の春休みに合わせて臨時開園しています。桜はだいぶ散ってしまいましたが、緑がうつくしい季節。

きっとたくさんの人が、タンタンに会いに来てくれていますね。

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しあわせな時間です

NEXT:次回は4月14日(水)にお届け予定です!

【タンタンの「ゆるかわ」写真をもっと見る!】

<動物園の基本情報>
神戸市立王子動物園
〒657-0838 兵庫県神戸市灘区王子町3-1
TEL : 078-861-5624(代表)
公式ホームページ:http://www.kobe-ojizoo.jp
公式Twitter(@kobeojizoo):https://twitter.com/kobeojizoo
※土日祝のジャイアントパンダの観覧は、公式ホームページから事前申し込みが必要(平日は自由)

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