楽天・則本、メジャーへ!3年後のポスティング移籍を球団と話し合い

楽天・則本、メジャーへ!3年後のポスティング移籍を球団と話し合い

  • SANSPO.COM
  • 更新日:2016/12/01

楽天のエース、則本昂大投手(25)が30日、仙台市内の球団事務所で臨んだ契約更改交渉の席で、3年後の2019年オフにポスティングシステム(入札制度)を利用しての米大リーグ移籍について、球団と話し合いを行ったことが分かった。今季から5000万円増の来季年俸2億円でサインするとともに、初の複数年となる3年契約も締結。楽天の先輩、ヤンキース・田中将大投手(28)に続いて海を渡る未来図が浮かんできた。

夢舞台への挑戦に向けて、一歩踏み出した。契約更改交渉の席で、球団は則本の意向をくんだ。この日、来季からの3年契約を締結。さらにこれが満了する2019年オフに、ポスティング・システム(入札制度)を利用できる方向で折り合ったことが分かった。

則本はメジャー挑戦について「日本で結果を残さないと先は見えない」と慎重に言葉を選んできているが、14年11月の日米野球第3戦(東京ドーム)に先発し、5回完全投球をしてから思いが強まった。当時23歳の則本はこの試合で、一回一死のカノ(マリナーズ)からの3者連続を含む6三振を奪取。最速155キロの直球やフォークなどでメジャー打者を抑えた。相手のファレル監督は「完全に脱帽」と嘆き、4番のモーノー(ロッキーズ)には「最高級の投手だ」とたたえられた。

それから2年連続で2桁勝利と、日本で順調に成長してきた背番号14。睡眠を削ってまで生中継で視聴するほど、米大リーグの大ファンでもある。12年にダルビッシュ(レンジャーズ)と岩隈(マリナーズ)、14年には田中(ヤンキース)、今季から前田(ドジャース)も海を渡った。中でも楽天から移籍した田中は身近で接してきた、尊敬する先輩。この夜も食事をともにした。公言はしていないが、則本もいよいよメジャー挑戦に向けて動き出す。

4年目の今季は28試合に先発し、11勝11敗と貯金は作れなかったものの、先発ローテーションを守り抜いた。防御率2・91、3年連続でパ・リーグ最多の奪三振(216三振)もマーク。来季年俸は今季から5000万円増の2億円でサインした。5年目シーズンでの2億円到達は、楽天では田中に続く快挙だ。

「(20年)東京五輪に出たい。家に金メダルがあって、娘が男を連れてきたら“おー”ってなるでしょ」という夢を持ち、来年3月のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)出場へも意欲を示す。11月の侍ジャパンの強化試合には選出されず「言葉が悪いけど、他人がやっているのは面白くないから見なかった」と言い切った。

「代表に選ばれたいし、日の丸も背負いたい。万全の状態で招集されるように調整したい」

滑るといわれるなど対応が必要なWBC公式球でのキャッチボールも開始した。年内にダルビッシュと合同練習を行うことも明かした右腕。20年に、29歳で日本から米国へと飛ぶ夢が広がった。

★ダルと合同トレ

則本は年内に、ダルビッシュと合同自主トレーニングを行うことを明かした。阪神・藤浪や、日本ハム・大谷らも随時参加予定。ダルビッシュとは初対面で、「何ごとも経験しないと分からない。引き出しが増えるのであれば挑戦するべき」と目を輝かせた。年明けは例年通り、田中将大や楽天の後輩、松井裕樹らとの合同自主トレに臨む。

則本 昂大(のりもと・たかひろ)

1990(平成2)年12月17日生まれ、25歳。滋賀県出身。八幡商高から三重中京大を経て2013年ドラフト2位で楽天入団。13年はパ・リーグでは55年ぶりとなる新人開幕投手に抜擢(ばってき)された。今季は2リーグ制(50年)以降では初めてとなる1年目から4年連続での開幕投手を務めた。昨年のプレミア12では日本代表に選出。1メートル78、82キロ。右投げ左打ち。既婚。背番号14。

ポスティングシステム

海外フリーエージェント(FA)権を持たない選手が米大リーグに移籍する際、利用する制度。2000万ドル(約22億6000万円)を上限に譲渡金を設定し、日本野球機構を通じて大リーグ機構に通知。支払う意思があるすべての米球団が30日間交渉できる。2013年オフから現行制度となり、田中将大(楽天→ヤンキース)らが移籍。現行制度は来年10月が期限で、改正を求める場合は同5月上旬までに申し入れる必要がある。

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契約更改後、来季のテーマに「勝」の一文字を記した則本。着々と上っている階段は、米大リーグへつながっているかもしれない(撮影・広岡浩二)

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