『家、ついて行ってイイですか?』高齢ドライバー暴走運転の被害者遺族が悲痛な叫び「抱きしめたいよ......」

『家、ついて行ってイイですか?』高齢ドライバー暴走運転の被害者遺族が悲痛な叫び「抱きしめたいよ......」

  • 日刊サイゾー
  • 更新日:2019/05/17
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高齢ドライバーによる暴走事故が相次ぐ中、15日放送の『家、ついて行ってイイですか? 【今夜は特別編】予想外の結末…最後に衝撃告白SP』(テレビ東京系)が話題になっている。

ロケ隊が大宮駅で声をかけたのは、47歳の男性。職業は板前だが、“ある事情”で店は閉めてしまったという。ほろ酔いということもあってか、ルー大柴ばりのオヤジギャグを連発しながら気さくな様子で取材に応じていた男性だが、ロケ隊が玄関先にかけてあったスーツについて尋ねると、表情が一変。「きょう着たの。娘の裁判」と、仏壇を指さした。

実は3年前、男性は当時高校1年生だった長女(享年15)を交通事故で亡くしているという。横断歩道を渡り終え、駅に向かって歩いていたところ、後ろから80歳の男性が運転する車が突っ込んだのだった。

「そのまま壁に向かってうちの娘を押し当てて、5分も6分も10分も降りてこない。本人は。周りの人間がダーンと窓叩いて、それでも降りてこない。『何やってんだ! お前、早く降りろ! バックしろ!』。それでもアクセル踏み潰してた」

周辺のマンションの3~4階まで、長女が「ギャー!」と叫ぶ声が響き渡っていたという。長女は救急車で病院に運ばれたが、その時点で心肺停止。開胸して心臓マッサージも行われたものの、帰らぬ人となった。

その日はたまたま学校が休みで、RADWIMPSのライブに行く途中だった。誕生日まであと2日の、2016年12月23日のことだった。

刑事裁判では禁錮1年6カ月で、民事裁判の判決は今秋頃に出る予定だというが、実はこの日の裁判で、加害者がすでに死亡していたことが明かされたという。

「ただ、その加害者、きょう裁判所行ったら、2月7日に死にましたっつうね。ふざけんなって話だよな。オレ、どこに誰に、何を言えばいいの? それで判決出た、出ない? 冗談じゃないよね。お金払う、払わない。そういう問題じゃないよ。納得なんていくわけないのに、納得いかされちゃうんだから、判決として」

男性は悔しさをにじませ、「何もしてあげられなかった。抱きしめたいよ……。抱きしめたいよ……。抱きしめたいですよ……」と遺影を見つめながら涙したのだった。

放送後、ネット上には、「泣きすぎた。苦しい。こんなことあってはいけない」「ニュースで見ても胸が締め付けられる気持ちがしたけど、お父さんの口から聞くと本当に辛い」「あんなにはっきりした描写状況が聞ける機会、ニュースはないし、全国の運転するご老人は見た方がいいと思う」「やっぱり高齢者には免許返納を義務付けるべき」といった感想が多数上がり、時勢も相まって、大反響となっている。

「ロケ日は4月18日となっていましたが、くしくも翌日、池袋の暴走事件が発生。自転車に乗った母子が亡くなりました。昨今多発する高齢者ドライバーの暴走事故を受け、免許の返納を義務付けるべきだという議論が盛んになっていますが、現行の免許返納は自己判断に委ねられる部分が多く、警視庁の発表によると、2008年の75歳以上の返納率は5.18%にとどまっています。また、『自分の運転テクニックなら十分危険回避できる』と考える割合は、65~69歳で29%、70~74歳で46%、75歳以上で53%と、年齢が高いほど高くなる傾向があります(国民生活センター『国民生活』2016年11月より)。こういった背景もあり、家族が返納を勧めても、なかなか受け入れられない現状がある。多くの自治体では、バスや電車といった公共交通機関、タクシーなどの運賃割引施策を設けていますが、地方部ではそもそも公共交通機関が充実していないですし、車がないと生活が不便なことには変わりありません。法整備だけでなく、車に代わる安全な移動手段の確保が早急に求められています」(社会部記者)

くだんの事件後、長女の友人たちは高齢者の免許更新制度の改正や、返納後の交通手段確保などを求め、ネット上で署名活動を開始。現在までに賛同者は2万5,000人を超えているという。また、母親もたびたびメディアに登場し、高齢ドライバーの問題提起を行っているが、ドライバーたちには今一度、運転について考えてほしいものだ。

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