日本まずいぞ...インド系インターナショナルスクールで真の教育格差を目撃

日本まずいぞ...インド系インターナショナルスクールで真の教育格差を目撃

  • アゴラ
  • 更新日:2016/10/20

本日は江東区にあるインド系インターナショナルスクールへお伺いしました。

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本日お伺いした学校では今年から日本人の募集は行っていませんが、インド系インターナショナルスクールは教育熱心な方の間では結構注目されていて、現代ビジネスのサイトにこんな記事もありました。
世界で勝ちたければインド人に学べ!日本人枠に希望者が殺到するインド式インターナショナルスクールの魅力

特徴としては、英語がしゃべれるようになること、国際的な感覚が身につくことです。
学校内の写真は撮影できませんでしたが、壁にはインドに限らず英語で書かれたあらゆる国の掲示物がありました。
また、フランス語の教室もあり、英語以外も学ぶことができます。

そして、廊下にもたくさん大学に関する掲示物がありましたが、オックスフォード、ケンブリッジなどの海外の一流大学へで学べる環境が整っています。
短期的な留学プログラムはもちろん、なんと一流大学から優秀な学生へプレゼンテーションがくるそうで、場合によっては無償で大学に入ることができます。

日本では受験戦争が繰り広げられ、入学後も奨学金の問題などが取り上げられていますが、こうした世界を高校生たちが知る機会はほとんどありません。

また、インドということで数学やコンピュータの教育が充実しています。
日本の小学生のように計算を訓練するために学習塾に行く必要もありません。
また、小学一年生からコンピュータの授業があって、中学年からはBasicを、そして中学に相当する年齢ではJavaやC++などを学びます。

そして驚いたのが高校生向けのこちらの教科書。

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なんと、アントレプレナーシップの教科書です。

スティーブ・ジョブズに関するページも。

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高校版MBAのような感じでしょうか。

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私が高校生の頃には、キャッシュフローやエクイティなんて単語は聞いたこともありませんでしたが、今から思い返すとやっぱりこの時期に学べたらよかったなと思います。
もし、知っていれば高校を卒業したくらいのタイミングですぐに起業をして資金調達を実行するなど、より自由に活動できていた可能性があります。

プログラミング教育とアントレプレナーシップ教育があれば起業家を目指すこともできますし、大学に進学してより高度な教育を受けることもできるので、本当にうらやましく思います。

さて、気になるのが学費です。

こちらの学校は、年間で約60万円。
私立学校へ通うのとあまり変わりません。(お受験の費用は別)
英語がペラペラになって、計算が速くなって、プログラミングができて、アントレプレナーシップについて学べて、ダンスなどの習い事のようなこともできて、おまけに国際的な感覚が身につき、日本の学校と学費も同じとなれば、お得としか言いようがありません。

ちなみに、日本人が税金で公立小・中学校へ通う場合には一人あたり70万〜100万円程度のコストが発生しています。

「私が受けてきた教育はなんだったんでしょうか。幼稚園からむしろ入れてほしいんですが…」
と思ってしまうほどの衝撃をうけました。

校長先生は、こうした教育は当たり前のことで何一つ特別なことはないという様子でした。

あくまで英語は日常的に話す言語で、プログラミングやアントレプレナーシップなどは当たり前に教科書で学ぶことですが、今ではインターネットでプログラミングやMBAに関する情報へアクセスすることが可能なため、より高度な知識を持つ生徒もたくさんいるはずです。

申しわけありませんが、インド人に勝てる気がしません(苦笑)

世界は急速な変化を遂げてきましたが、それと同様に教育もその変化をとらえ進化を続けています。

本日ご紹介したインターナショナルな教育の他にも、教師が教える数倍の学習成果をもたらす人工知能教材など、すでに多様な選択肢が世の中には存在しています。

私も文教子ども家庭委員会で学校についての議論をさせていただくことがありますが、ほぼすべての人が数十年前から続く伝統的な日本の学校像を頭に描かれていて、それを崩さないことを前提として議論が行われています。

本来であれば、インド式かどうかに限らず、社会のニーズに対応した、生きるために教育は誰もが必要なものだと理解できるはずです。
そして、人工知能による教材などより費用対効果の高い選択肢も登場している中で、昔から続く学校教育を維持することが必ずしも正しいようには思えません。

これまでも、OECD諸国の中で日本は教育投資が最低水準であること、そして予算をもっと増額した方が良いということが繰り返し言われてきました。

教育への投資を増やすことで、学習塾の費用を助成したり、返済不要の奨学金を拡充したり、1クラスの定員を40名か35名かで議論したり、様々な取り組みが行われています。

しかしグローバルな視点に立てば、日本の教育は世界のニーズを無視しているも同然な状態で、仮にこれらの取り組みへ予算を増額したとしても、根本的な改革を行わない限り、世界で通用する教育にはなりません。

日本の教育、インドの教育どちらで育った子どもであっても、最終的に同じ市場で仕事をすることになります。

ある日本の公立学校の校長先生は、
「小学校に通うことは100年前にタイムスリップすることだ。」
とおっしゃっていました。
ガラパゴス化した教育を継続することは、未来への投資ではなく、むしろ子どもたちにとって負債となり、これから真の教育格差として問題となるでしょう。

世界に目を向けることで、昔から変わらない学校文化を改め、費用対効果の高い投資を行うべく、抜本的な教育改革が必要です。
今後も世界の教育に目を向け、提言を続けてまいります。

それでは本日はこの辺で。

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