『過保護のカホコ』視聴率急上昇、カホコと初に視聴者のボルテージは爆上がり

『過保護のカホコ』視聴率急上昇、カホコと初に視聴者のボルテージは爆上がり

  • Business Journal
  • 更新日:2017/08/10
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高畑充希出演の連続テレビドラマ『過保護のカホコ』(日本テレビ系)の第5話が9日に放送され、平均視聴率は自己最高の12.1%と、前回から1.0ポイント伸ばしたことがかわった。このドラマは、何から何まで親の庇護を受けて育った女子大生・カホコ(高畑)が1人の青年との出会いによって変化し、自分の中に眠っていた力に目覚めていくというストーリー。カホコに影響を与える青年・麦野初役で竹内涼真、カホコを溺愛する母親・泉役で黒木瞳、父親・正高役で時任三郎らが出演している。

いつもならここで今回のあらすじを短く紹介するのだが、第5話はいろいろなことが起きすぎて筋を追うだけで文字数が多くなってしまうため、ざっくりと書くことにする。まず、泉(黒木)とカホコ(高畑)の態度にキレ、家を飛び出していた正高(時任)だが、結局家に帰ってきた。一方カホコは親戚たちもそれぞれ問題を抱えていることや、いつも面倒を見てくれた初(竹内)にもつらい過去があることを知り、自分も何かの方法で彼らの助けになりたいと考え始める。自分が無力なのは過保護に育てられたからだと考えたカホコは自立を宣言するが、それを聞いた泉は無言で家を出て行ってしまう――という展開だった。

今回視聴者の注目を最も集めたのは、竹内演じる初が見せた“ドアドン”。初は、自分が川に投げ捨てた思い出の絵の具チューブをずぶ濡れになって探してくれたカホコを家に送り届けた。初をよく思っていない泉は、もう娘にかかわらないでほしいと告げ、ドアを閉めようとする。すると初は閉じようとしたドアを右手でガッとつかんで再び大きく開け、「いやです」と告げた。そしてあくまでも冷静に、「できれば交際を許してほしいと思っていますけど、今はこんな格好なんでまたあらためてお願いしに来ます」と堂々と宣言して帰っていったのだった。

この直前には、カホコを川から抱き上げてお姫様抱っこで川岸に連れて行くシーンがあったこともあり、特に女性視聴者のボルテージは上がりっぱなし。「麦野くんかっこよすぎて悶えた」「竹内涼真カッコよすぎて涙出る」「胸キュンがやばい」「カホコの玄関のドアになりたい」「竹内涼真にお姫様抱っこされたい人生だった」などの声が続々と上がった。初は当初から妙におせっかいを焼くキャラクターではあったが、少々適当なところもあり、チャラチャラしているようにも見える人物だった。ところがいざという時には逃げも隠れもせずに男気あふれる言動を見せる姿が「ギャップ萌え」を呼んだようだ。

別の見方として、初自身もカホコとの出会いで成長したという面もあるだろう。今回カホコは、初にも親戚たちにも何かしてあげたいのに何もできないのが悔しいと涙を流した。そして、今できることはこれしか考えつかないからと川に入り、初の絵の具を探し始めたのだ。初は、そんなカホコを見ていると「自分もがんばらなきゃなって思える」と彼女の両親の前で話した。不器用でだいぶ言動がズレているものの、自分の信じたことにまっすぐに突き進むカホコの姿が、人知れず屈折していた初の心を少しずつほぐしていったのかもしれない。

公式サイトの紹介によれば、本作は自分の中に眠っていた本当の力に目覚めたカホコが家族の問題を次々に解決していく痛快ホームドラマとされている。第5話まではこのような展開になっていないが、もしかしたら最初にカホコによって問題を解決されるのは初なのかもしれない。カホコを過保護の世界から解き放つ存在だと思われた初が、実は真っ先にカホコによって救われる存在だった――という展開だとしたら、なかなかよくできていると思う。

とは言っても『純と愛』(NHK)、『○○妻』(日本テレビ系)などいくつかのドラマでバッドエンドを描いた遊川和彦の脚本だから油断はできない。一部視聴者からは「逆にカホコと初が悲惨な別れ方をする伏線ではないか」との疑いの声も上がっているが、果たして。
(文=吉川織部/ドラマウォッチャー)

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