大森靖子「音楽は魔法」をめぐる論争 Yogee側の全面謝罪で決着

大森靖子「音楽は魔法」をめぐる論争 Yogee側の全面謝罪で決着

  • KAI-YOU.net
  • 更新日:2017/09/19

ロックバンド・Yogee New Wavesが、「BAYCAMP 2017 に関して」というニュースを公開した。

これは、2017年9月9日に実施された野外フェス「BAYCAMP 2017」でのMCを発端に、同バンドとシンガーソングライター・大森靖子さんの間で起こった騒動に対し、改めて経緯の説明及び謝罪を行う内容となっている。

双方のファンだけでなく、業界内外からも物議を醸していただけに、公開直後からサーバー負荷によるエラーが起こるほどの反響が集まっている。

様々な波紋を呼び、虚偽の情報も多く流れていたこの騒動で、一体何が起こっていたのか?

「BAYCAMP 2017」ではなにが起こったのか?

9月9日、神奈川県・川崎市で開かれていた「BAYCAMP 2017」。

Yogee New Waves、大森靖子さんはとなり合った立地にある2つのメインステージ「PLANT STAGE」「EAST ISLAND STAGE」にそれぞれ連続する形で出演していた。

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上から大森靖子さん、Yogee New Waves

Yogee New Wavesのボーカルである角舘健悟さんは、ライブ中のMCで「音楽は魔法だよ」とフロアに呼びかけたが、それに対して大森靖子さんが反発。

大森靖子さんが直前のライブでも披露していた「音楽は魔法ではない」という歌詞が象徴的な「音楽を捨てよ、そして音楽へ」という楽曲を真っ向から否定したと捉えたという。

それだけではなく、そのMCの直後、Yogee New Wavesの上野恒星さんのベース弦がライブ中に切れたことで、ステージの後ろにあったベースを借用。それが大森靖子さんが率いるバンドのベーシスト・えらめぐみさんの私物で、しかも本人の許諾を得ないままで使われたという。

その一連の行動を受けて、大森靖子さんは、TwitterやブログなどでYogee New Wavesを批判(既にTwitterと、いくつかのブログエントリは削除されている)。これに反応したお互いのファンを中心に、大きな波紋を呼んだ。

これら一連の事態に対し、翌9月10日に行われていた野外フェス「夏の魔物」で、角舘さん、上野さんがスタッフとともに直接謝罪に向かったが、大森靖子さんが受け入れることはなく、和解には至らず。

角舘さんもTwitterで弁明の機会をもちたい、と発言した後、沈黙を貫いていた。

止まない騒動、その余波

その間にも、両者に対する論争がTwitter上で加熱。大森さんは一般ユーザーに対しても引用リツイートで持論を展開していた。

それが直接的な理由かは定かではないものの、ファンを巻き込んだこの騒動を背景に、アカウントを閉鎖するユーザーも現れていると批判する声もあがっていた。

そんな状況のなか、大森靖子さんは「夏の魔物」での自身のライブを全編YouTubeに公開。この動画は音楽メディアでも取り上げられ多くのファンの目に触れたが、そもそも同フェスは撮影禁止であり、主催者である成田大致さんも真意は不明ながら「人間不信」とツイートし、困惑を表明していた(該当ツイートは削除されている)。

また、ほぼ時を同じくして、大森靖子さんのTwitterアカウント自体が削除されている。

一向に余波が収まらないなかで、映画監督・岩井俊二さんも「映画も魔法ではないよ」とツイート。シーンの外側にいる大御所も反応したことから、いかに大きな炎上だったのかがわかる。

また、因果関係は不明であるが、Yogee New Wavesの盟友でもあるバンド・SuchmosのYONCEさん、HSUさんが同時期にTwitterアカウントを突如削除し、さらなる困惑が広がった。

なお、本件に関して、大森さんと交友がありライブのサポートメンバーとなることもあるロックバンド・凛として時雨のドラマー・ピエール中野さんが、角舘さんにDMで話したいと連絡するなど、沈静化に奔走していた。

激動の数日を経て、沈静なるか

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掲載された謝罪文の冒頭/画像は公式サイトのスクリーンショット

本人たちだけでなく、多くの関係者、ファン、シーンの内外を巻き込み炎上状態となっていたこの騒動。

ついにYogee New Wavesから正式な声明が発表された。

冒頭のMCについては、「他意はなく、ましてや大森靖子さんの作品や表現を否定する意図は全くありませんでした」が、結果として気分を害してしまったことについて、全面的に謝罪を行っている。

また、ベースの借用については、大森靖子さんバンドのギタリスト・畠山健嗣さんの厚意から、えらめぐみさん本人に連絡を試みていたが、結果として無断借用となったこと、そして万が一の準備を怠っていたことを、上野さんは謝罪している。

その際、えらめぐみさん及び畠山健嗣さんがもしも冒頭の角舘さんのMCを知っていたら、「大森靖子さんのバンドメンバーとしてベースを独断で貸す行為はなかったともおっしゃっていました」と記されている。

上野さんも同様に、そもそもその前後の状況を把握していなかったため、もしも大森靖子さんのステージを聞き、状況を把握していたとすれば、「大森さんのバンドメンバーから楽器をお借りすることは失礼にあたるため、出来なかったと思います」とコメントしている。

Yogee New Wavesが大森靖子さん事務所の確認も経て、全面的に謝罪する形の文書を公開したことで、双方の説明が出揃った形になる。

この件を巡って、お世辞にも平常とは言えないファン同士のやりとりが行われていたことは、Twitterを日常的に利用しているユーザーなら、知っている方も多いことだろう。

あくまで経緯説明が公開された形で、その真意を知る術はないが、落ち着くところに落ち着いた現在、双方のファンは落ち着きを取り戻してほしい。

誤報や尾ひれのついた情報も多分に含まれていたこの騒動をきっかけに、今一度インターネットの利用について考える機会となればいいと願っている。

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