「フィジカル・バトルなら負けない」加藤未唯が激戦制し、初のツアー決勝へ [JAPAN WOMEN'S OPEN]

「フィジカル・バトルなら負けない」加藤未唯が激戦制し、初のツアー決勝へ [JAPAN WOMEN'S OPEN]

  • TENNIS DAILY
  • 更新日:2017/09/17
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「ジャパンウイメンズオープン」(WTAインターナショナル/東京・有明テニスの森公園テニスコート/本戦9月11~17日/賞金総額25万ドル/ハードコート)は9月16日、シングルス準決勝2試合とダブルス決勝が行われ、加藤未唯(佐川印刷)がヤナ・フェット(クロアチア)を4-6 7-6(1) 6-4で破り、自身初のツアー決勝進出を果たした。また、ダブルスでは青山修子(近藤乳業)/ヤン・ザオシャン(中国)が優勝。青山は昨年、二宮真琴(橋本総業ホールディングス)とのペアで優勝しており、2年連続でのタイトル獲得となった。

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試合時間2時間53分、死力を尽くした激闘だった。

台風18号接近のため、有明コロシアムでの試合となった準決勝。フェットの強力なサービスと高い打点から打ち込むフォアハンドの強打に苦しめられた加藤だが、最後はフルセットの接戦を制して、両手を突き上げ、感情をほとばしらせた。

第1セットは2ブレークとリードしながら、逆転を許して4-6でセットを失った加藤は、第2セットも第1ゲームでいきなりサービスダウン。2ブレークで1-4と崖っぷちまで追い込まれたが、ここから勝ち急ぐフェットに対し、加藤はバックハンドのクロスラリーを軸に粘りながらチャンスを作ってポイントを重ねていく。

緩急を使ったショット、コートを広く使った持ち味のプレーも存分に発揮して、タイブレークの末に第2セットを奪った加藤だが、ファイナルセットも先にサービスダウンし、0-3と最後まで苦しい戦いを強いられた。

それでも最終セットは体力勝負のロングラリーを厭わず、消耗戦をも挑んで勝利の糸口を探っていった。何度もドロップショットに食らいつき、コートを前後に左右に走り回った。

「ロングラリーでポイントを落としても、相手の体力を削れたかなと思うくらいに、フィジカルにはまだ余裕があった。私もきつかったけれど、相手のほうがきついだろうなと。"フィジカル・バトル"になったら、負けない自信はあった」

加藤いわく"フィジカル・バトル"で、先に足が止まったのはフェットだった。4オールの第9ゲーム、4度のデュースを繰り返すロングゲームでフェットの足は限界に達し、以降は一発狙いのショットに頼る相手を加藤が振り切った。

決勝の相手は、加藤と同じく予選を勝ち上がってきたザリナ・ディアス(カザフスタン)だが、そのディアスは先週の中国での大会で準決勝まで勝ち進んでおり、「しんどいのは私だけじゃない。彼女の方がタフな状態のはず」と加藤。

「明日も苦しい展開になっても最後までファイトして、自分のテニスを貫きたい。自分の持っている力を出し切って、楽しみたい」と決勝に向けて意気込みを語った。

明日の決勝も、有明コロシアムで行われることが決まっており、同会場で行われるの東レ パン・パシフィック・オープン(WTAプレミア)予選の関係で、試合開始は午後3時以降となっている。

「コロシアムの方が、1番コートよりも(コートサーフェスが)遅いので好き」というコート条件やホームの応援も味方につけて、自身初のツアー優勝で、この快進撃を締めくくりたい。

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またダブルス決勝は、第4シードの青山/ヤンがファイナルセットのスーパータイブレークの末に、モニク・アダムザック/ストーム・サンダース(ともにオーストラリア)を6-0 2-6 [10-5]で破って優勝を果たした。

今年2月のクアラルンプール(WTAインターナショナル/ハードコート)から組み始め、ペアとしてのWTAツアー初タイトル獲得で「タイトルもうれしいし、大好きな東京で優勝できたことも本当にうれしい」と22歳のヤンが無邪気に笑えば、7歳年上の青山は「ちょうど彼女と組むことになったころ、テニスの調子がよくなくて苦しい中で、彼女に助けられた部分があった。テニス選手として勝利は何よりも充実感を得られるし、優勝したことで少しは何か彼女に返せたのかなと思う」と静かにほほ笑んだ。

テニスマガジン/ ライター◎田辺由紀子)

※写真は「ジャパンウイメンズオープン」(東京・有明テニスの森)で予選から決勝進出を果たした加藤未唯

ジャパンウイメンズオープン|公式

WTA(女子テニス協会)大会ページ|公式

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