「ドローン配送」ついに商用化、Amazonが発表(西田宗千佳)

「ドローン配送」ついに商用化、Amazonが発表(西田宗千佳)

  • Engadget
  • 更新日:2019/06/06
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6月5日(現地時間)、米Amazonは、ドローンでの配送「Prime Air」を「商用サービス」として、数ヶ月以内に開始する。ラスベガスで開催中のAIとロボティクスを主軸にしたイベント「re:MARS」の基調講演で明らかにした。Amazonはかねてよりドローンによる配送をテストしていたが、新型ドローンを開発し、いよいよスタートする。

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▲Prime Airで利用する新型ドローン実機。ひとが手を広げたよりも大きい

配送距離は15マイル(約24km)以内で、30分以内に終了。配達できる荷物の重さは5ポンド(約2.3kg)以内、とされている。現状、「どこでサービスを提供する」かは明らかにされていない。

re:MARSの基調講演にて、米Amazon・ワールドワイド・コンシューマ担当 CEOのジェフ・ウィルケ氏は、新しいデザインのドローンと共に「Prime Air」が商用サービスになることを公開した。

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▲米Amazon・ワールドワイド・コンシューマ担当 CEOのジェフ・ウィルケ氏。左にあるのが実機

ドローンは円筒の中に6つのローターが入った構造。これで上下に動くだけでなく、一定高度になると傾いて「水平飛行」に移行する「ハイブリッド型」なのが特徴。

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▲開発者自身による詳細説明セッションより。飛行中に姿勢を変える「ハイブリッド型」のドローンになっている

▲Amazonが公開している「Prime Air」用新型ドローンの飛行デモ映像

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▲詳細説明セッションより。風洞実験やシミュレーションを繰り返し、強い風にも影響を受けづらく、効率的で安定したデザインを目指したという

配送場所は登録した自宅などの住所だが、実際に着陸する場所には二次元バーコードを使ったマーカーを置き、それを目印に着陸する。もちろんすべての操作が自動だ。

着陸地点の近くに人がいたり障害物があったりすると着陸を待つ。それだけでなく、目では見えにくいほど遠くを飛ぶ鳥や別のヘリコプター、自宅近くにある電線などもちゃんと見分けて動く。

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▲詳細解説セッションより。中央にあるのが着陸の目印となるマーカー。人が着陸マーカーの近くにいると、感知して着陸しない。安全性維持のためだ。

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▲詳細解説セッションより。小さい赤い四角は、2.4km先を飛ぶ飛行物体。画像を見ても、人間にはなかなか気づけない

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▲基調講演より。電線などのワイヤーは見づらいものだが、ステレオカメラを使って認識する

ドローンが近づく音で配送が来たことがわかるようになっているが、その音は「同じ距離にいるトラックの騒音より小さい」(ウィルケ氏)という。

冒頭で述べたように、どこでサービスを開始するかは公開されていない。

ウィルケ氏は「複数の規制当局や政府と協議をしている。安全性を最優先にサービスを進めていく」と述べるにとどまり、場所は公開されていない。交通法規が大きく違うことから、その場所は日本、ということはあり得ないのが残念なところだ。

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