ホークスの強さ象徴 個人タイトル6選手輩出の偉業

ホークスの強さ象徴 個人タイトル6選手輩出の偉業

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  • 更新日:2017/10/11
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ソフトバンクのデニス・サファテ【写真:藤浦一都】

今季7部門6選手の個人タイトル獲得者を輩出したソフトバンク

10月10日、プロ野球は今季のペナントレース全日程が終了した。各タイトルの獲得者も決まり、セ・リーグではDeNAの宮崎敏郎が初の首位打者、ロペスが最多安打と打点王に輝き、巨人の菅野智之が2年連続の最優秀防御率と初の最多勝を獲得。パ・リーグは西武の秋山翔吾が首位打者と最多安打、西武の菊池雄星が最優秀防御率と最多勝に輝いた。

その中で、リーグ最多のタイトル獲得者を輩出したのは、2年ぶりのパ・リーグ優勝を成し遂げたソフトバンク。16勝の東浜巨が最多勝を、千賀滉大が最高勝率、岩嵜翔が最優秀中継ぎ、サファテが最多セーブを獲得。打者部門ではアルフレド・デスパイネが本塁打、打点の2冠に輝き、柳田悠岐が最高出塁率に輝いた。実に7部門をソフトバンク勢が占め、タイトル獲得者は実に6選手に上った。

同一球団で7部門のタイトルを獲ることも珍しいのだが、それ以上に珍しいのは、6人もの選手がタイトルを獲得したことだ。1950年に野手4部門(首位打者、最多本塁打、最多打点、最多盗塁)、投手3部門(最優秀防御率、最多勝利、最高勝率)で個人タイトルの歴史はスタートした。

その後、変遷があり、パ・リーグは1994年に野手が現在の6部門となり、投手は1996年に最優秀中継ぎ投手が設立されて5部門に、2002年に最高勝率もタイトルとして表彰が再開されて、現行の6部門となった。セ・リーグも1994年に野手は現在と同じ6部門に、投手はパ・リーグから遅れること11年後の2013年に最高勝率が再びタイトルとなり、現行の6部門となった。

2004年のダイエーは所属選手が8部門でタイトル獲得

近年のパ・リーグで、同一球団によるタイトル獲得数が多いのは、2004年のダイエー。この時は松中信彦が3冠王に輝くだけでなく、最多安打、最高出塁率のタイトルにも輝き、1人で5つのタイトルを独占。松中と最多安打を分け合い、盗塁王にも輝いた川崎宗則、最優秀中継ぎの三瀬幸司、最多奪三振になった新垣渚と、なんと8部門をダイエー勢が占めたが、4選手によるものだった。

7部門を獲ったのは2006年のソフトバンクがある。斉藤和巳が防御率、勝利、勝率の投手3冠に輝き、最多奪三振も獲得。最多安打に大村直之、首位打者と最高出塁率は松中信彦だった。6部門を同一球団が獲ったのは2005年のソフトバンク(斉藤、杉内、松中の3人)、2009年の西武(涌井、中村、中島、片岡の4人)、2014年、1995年のオリックス(2014年は金子、平野、佐藤達、糸井の4人、1995年は平井とイチローの2人)があるが、やはり1人の選手が複数のタイトルを獲得している。

セ・リーグでは2006年の中日、2012年の巨人、2015年のヤクルトが7部門でタイトルを獲っている。2006年の中日は川上憲伸が最多勝、最多奪三振、岩瀬仁紀が最多セーブ、福留孝介が首位打者、最高出塁率、タイロン・ウッズが本塁打と打点のタイトルに輝いており、4選手によるもの。

2012年の巨人は阿部慎之助が打率、打点、出塁率でタイトルを獲得し、坂本勇人、長野久義が最多安打に。投手部門では最多勝の内海哲也、最優秀中継ぎで山口鉄也、最多奪三振で杉内俊哉がタイトルを獲得。この時は、今季のソフトバンクと同じく6選手(坂本と長野の分け合いがあるが)で7部門のタイトルを獲っている。

2015年のヤクルトは川端慎吾が首位打者と最多安打、山田哲人が本塁打、盗塁、出塁率、畠山和洋が打点と打撃6部門をヤクルト勢が総なめにし、投手はバーネットが最多セーブを獲得し、4選手で7個のタイトルを取っている。

同一球団内で数多くのタイトルを獲得した場合、1人の選手が複数のタイトルを獲ることは頻繁にあれど、球団内で多くの選手でタイトルを分け合うことは少ない。かつてはタイトルの数が少なかったこともあるが、同一球団からのタイトル獲得者数は、長い球界の歴史でも2012年の巨人と今季のソフトバンクの6選手が史上最多だった。(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)

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