ホークス和田 鷲&獅子刺客 きょう127日ぶり実戦 2度2軍戦登板後月末昇格へ

ホークス和田 鷲&獅子刺客 きょう127日ぶり実戦 2度2軍戦登板後月末昇格へ

  • 西日本スポーツ
  • 更新日:2017/08/12

■楽天負け1.5差

再び首位に返り咲いた福岡ソフトバンクにV奪回への「切り札」プランが浮上した。左肘手術明けの和田毅投手(36)がきょう12日のウエスタン・広島戦(タマスタ筑後)で127日ぶりに実戦復帰。順調なら今月末の1軍昇格が見込まれる。9月は週末を中心に楽天、西武との3連戦が計3度あり、通算124勝左腕を投入してライバルを封じる算段だ。11日に楽天が敗れ、ソフトバンクは7日以来の首位に浮上した。

■週末カード起用へ

戦いの場に戻る準備の第1段階を終えた。11日、筑後のファーム施設でランニング、キャッチボールを終えた和田は、手術を受けた左肘の感覚などをチェックした。5月下旬の手術から約2カ月半。地道に続けてきたリハビリの成果をマウンドで発揮する。

今季2勝目を挙げた4月7日の西武戦(メットライフドーム)以来、127日ぶりの実戦となる12日の2軍戦では40球程度を投げる予定だ。順調なら、2度の2軍戦登板を経て1軍に再昇格する見込み。あくまでもそのときの左肘の状態次第だが、首脳陣の間でのプランでは週末カードでの起用が浮上している。

9月は週末から月曜にかけてのカードで楽天、西武との3連戦が計3度組まれている。ここに百戦錬磨の和田が戻ってくるようなら勝機は一気に高まる。何度も相まみえてきたライバル2球団について、和田は「楽天も西武も強い。打線がしっかりと振れている。楽天は、このゲームは落としちゃいけないという一戦は必ず勝っている印象」と手ごわさを口にした。

現状の先発ローテは全て右腕。楽天、西武とも左の好打者が多く、ペナントレース終盤で左腕が加わる意味は大きい。楽天は故障から復帰した茂木や銀次に加えて、ペゲーロの復帰も秒読み段階。西武には強力な1、2番コンビの秋山、源田がいる。フルスロットルで臨まなければ簡単には抑えられない左打者ばかりがそろい、和田にかかる期待も大きくなる。

和田自身、昨季のふがいなさを忘れてはいない。猛烈な勢いで追い上げてきた日本ハムとの優勝争いが激化していた9月中旬に左肘の違和感を訴え、終盤戦やポストシーズンでは戦力になれなかった。今年に懸ける思いが強いだけに、より慎重になる。「いい状態で戻らなくてはいけないと思う。ちょっとどうかな、と自分で感じるときに戻っても負けてしまう」と、万全の状態で9月を迎えるよう最善を尽くす構えだ。

■ふがいなさ忘れず

和田の復帰時期やカードについて、工藤監督は「まあ、投げられるようになったらということ。どこの試合ということではなく。本人がとにかくOKと、GOサインが出るところまでは我慢をします」と、本人を焦らせない考えを繰り返し口にした。いずれも初の2桁勝利を挙げた東浜、バンデンハークを柱とする先発ローテに、昨年の最多勝&勝率1位の2冠左腕がどこで戻るか。残り40試合、ベテラン左腕が大きな鍵を握ることになりそうだ。

■茂木、ペゲーロ、秋山は対左腕で打率下降

ソフトバンクの今季楽天戦はここまで15試合で6勝9敗。先発は4月22日の大隣を除き全て右腕で、パのカード別で唯一負け越している。楽天は相手先発が左腕だった10日の日本ハム戦(投手=加藤)で先発の左打者が(1)茂木(2)銀次(3)島内(○数字は打順)。このうち茂木は今季対右腕の打率が3割1分1厘、対左腕には2割8分2厘とやや下がる。離脱中のペゲーロも対右が3割2分5厘、対左が2割6分1厘だ。ソフトバンクが今季11勝7敗と勝ち越している西武戦では先発が左腕だったのは4月7日の和田だけ。西武は相手先発が左腕だった10日のオリックス戦(投手=松葉)で先発の左打者は(1)秋山(2)源田。秋山は対右が打率3割5分5厘、対左が2割8分2厘と下げているが、源田は対右2割6分9厘、対左2割8分4厘とやや上げている。

=2017/08/12付 西日本スポーツ=

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