「責任をお前が取れ」数十年前の治療に不満、70歳男が病院に侵入し包丁で院長らを脅す 前院長の治療で「歩けなくなった」と供述

「責任をお前が取れ」数十年前の治療に不満、70歳男が病院に侵入し包丁で院長らを脅す 前院長の治療で「歩けなくなった」と供述

  • HBCニュース
  • 更新日:2023/09/26
No image

19日午前、北海道江別市にある病院に、正当な理由なく侵入し医師などに包丁を突きつけ脅迫したとして70歳の男が逮捕されました。

建造物侵入及び暴力行為等処罰法違反の疑いで逮捕されたのは、札幌市中央区の無職、十川幸次容疑者70歳です。
十川容疑者は、19日午前10時すぎ、江別市一番町にある病院に正面出入口から侵入し、48歳の女性事務員と65歳の院長の男性医師に包丁を突きつけて脅した疑いが持たれています。
警察によりますと、十川容疑者は、受付にいた女性事務員に「先生を出せ」と包丁を突きつけたあと、そのまま診察室にいた院長の男性医師に「こんなことになった責任を子どものお前が取れ」と言いながら、包丁で脅したということです。
十川容疑者が男性医師とやり取りしている間に、女性事務員が警察に「包丁を持った男が入ってきた」と通報し、駆け付けた警察官が、十川容疑者をその場で逮捕しました。
十川容疑者が所持していた包丁は、刃渡りおよそ30センチの柳刃包丁のようなものでした。
取り調べに対し、十川容疑者は「間違いない」と容疑を認めているということです。
また犯行動機について十川容疑者は数十年前、今の院長の父親が院長を務めていたころ、この病院で受診し、治療によって「歩けなくなった」などと供述しているということです。
警察は、当時の詳しい状況や、犯行に及んだ詳しい理由など調べをすすめています。

HBC北海道放送

この記事をお届けした
グノシーの最新ニュース情報を、

でも最新ニュース情報をお届けしています。
  • このエントリーをはてなブックマークに追加