夏の台湾ではアサリが高騰!それでも食べたいピリ辛バジル炒め|台湾ごはん、何食べる?旅ができる、その日のために

夏の台湾ではアサリが高騰!それでも食べたいピリ辛バジル炒め|台湾ごはん、何食べる?旅ができる、その日のために

  • 幻冬舎plus
  • 更新日:2022/08/06
No image

台湾人の阿米と日本人の美菜が、台湾美食を巡るコミックエッセイ『台湾ごはん何食べる?』(AKRU著)が好評発売中! AKRUさんのオリエンタル・ファンタジー「落頭風」は『青騎士』第8B号に掲載中です

今年も台湾は暑い! 朝からすでに気温は34度くらいあって、午後1~2時には37度に。そんな灼熱のもと、何をとち狂ったか日本人妻のひろみさんと1泊2日のキャンプへ行ってきました。

ひろみさんは20年前から台湾でキャンプを始め、毎月のように家族や、時にはひとりでもキャンプ場へ向かうという生粋のキャンパー。片や私は小学校の林間学校以来の超ド級初心者。

「とにかく楽で、飲んだくれられるキャンプでお願いします!」
「OK! キャンプを好きになってもらえるように頑張るわ!」

と向かったのは、台湾の北部・金山にある皇后鎮森林でした。

こちらはテントの組めるウッドデッキが何面も用意されていて、専用の手洗い場やテーブルもついています。キャンプエリアのすぐ近くにはきれいなシャワー室や、大きな共用冷蔵庫も。土曜日には裸で入れる露天温泉も解放されるとか。キャンプ場以外に宿泊用のキャンピングカーもあったりと、「とにかく自然のなかで遊びつくして」という施設が満載。

「台湾には施設の充実したキャンプ場が昔から各地にあるのよ。若い時には1週間かけて、クルマで毎日キャンプ場に泊まりながら台湾を一周したこともあるの」

台湾って、キャンプ王国だった!? そういえば、洗濯物を干しているキャンピングカーで訪れていた家族もいたので、夏休みに台湾を巡っているのかもしれません。

No image

テント設営は30分ほど。手前が寝る用のテント。奥の蚊帳付きタープのなかでは、料理しながらのんびり飲んだくれ

No image

“楽”がテーマなので、ガス台を使ってBBQ。食材は行きがけにコストコで購入

天空を樹木が覆っていたエリアだったおかげで、暑いっちゃ暑いですが、木陰がずいぶん助けてくれました。それになんと、ひろみさんは扇風機まで持ってきてくれていたのです。ひろみさんのクルマのトランクには、山のようにキャンプ用品が詰め込まれていました。

「いつもの本格的キャンプなら、こんなもんじゃないわよ。うちは6人と家族も多いしね」

小黑蚊という台湾独特の恐ろしく痒く腫れあがる虫に刺されたこと以外はとても快適で、「次はもうちょっとハードでもいいかも」なんて調子に乗るほど楽しくすごしました。

No image

キャンプの醍醐味、焚火も。2月にひろみさん一家がこのキャンプ場を訪れた時の様子はこちらで→YouTube

楽しみつつもぬかりなく、ひろみさんに「今後のコラムのレシピは~」と相談を持ちかけ、「今回はアサリ料理にしよう! アサリって味噌汁か酒蒸し、ボンゴレくらいで主役を張るレパートリーが少ないし」と決まったのですが後日――。

「アサリを買いに市場へ来たんだけど、近頃暑すぎてアサリが穫れずに高騰してて、お客さんに売れる状態じゃないんだって! ハマグリでもいい?」

600g360元(約1600円)もするとか。そして私は勘違いしていたのですが、日本の潮干狩りシーズンは春なんですね。日本も暑そうですが、アサリの値段はどんな感じでしょうか?

というわけで、ハマグリで代用した「塔香炒蛤蜊(ターシャンチャオグーリー)」のレシピをご紹介。「あればぜひ、アサリで作ってみて!」

*   *   *

塔香炒蛤蜊(ハマグリのバジル炒め)

No image

●材料2~3名分(写真は4~5名分) 所要時間20分

日本の材料⇒台湾の材料
※台湾の材料が手に入る方は、そちらで試してみてください
※併記のない食材は、日台共通です

ハマグリ 500g
塩  適宜※砂抜き用

生姜 ひとかけ
乾燥唐辛子 1~ 2本⇒生唐辛子
ニンニク 2~3粒
ネギ 2本
バジル ひとつかみ⇒九層塔(台湾バジル)

ゴマ油  大さじ 1
料理酒   50 ml
醤油  大さじ 1

●作り方
1.ハマグリを塩水に浸け砂抜きする。冷暗所に2~3時間置き、砂が抜けたらよく洗って水を切る

No image

2.ショウガは薄切り、乾燥唐辛子は斜め切り、ニンニクは包丁の側面で叩く、ネギはぶつ切りにする

No image

3.フライパンにゴマ油を入れ温め、2を生姜→唐辛子→ニンニク→ネギの順に入れて香りが立つまで炒める

4.3のフライパンにハマグリを入れ軽く炒め、料理酒を回し入れたらすぐに蓋をする

No image

5.ハマグリが口を開けはじめたら蓋を開けて、醤油を入れひと混ぜする

6.口の開いたハマグリから順に皿に取りだす……を手早く繰りかえす

No image

7.ハマグリを全部取りだしたら、水分が残っているフライパンにバジルを入れ、しんなりする程度に混ざったら、ハマグリの皿の上に回しかけて出来上がり

No image

★日本人妻ひろみさんのワンポイントアドバイス

・口を開けたハマグリを炒めすぎると身が縮んでしまいます。ハマグリが口を開けたら、ぷっくりしているうちに手早くお皿に取りだしてね
・バジルは火を通し過ぎると真っ黒に変色して見栄えが良くないので、別に炒めるのがコツ
・フライパンの蓋はガラスなどの中が見えるものだと、ハマグリの様子が見えて便利よ

*   *   *

「日本の母の大好物で、レストランで頼むとひとり占めしたうえにおかわりまで求めて、みんなで大笑いしたこともあるメニューなの」

貝の旨みとバジルの爽やかさがギューッと染みだしたピリ辛タレは、白米にぶっかけても美味しいですよ。もちろんおつまみとしても完璧なヤツです。

「アサリを使ってもレシピは同じ。でもアサリのほうが身に弾力性があるかも。初めてこの料理を食べた時は、“貝を辛く味付けるなんて天才! ”って思ったわ。今回私は生唐辛子を使ったんだけど、家族からは“辛い! ”って。入れすぎたかな(笑)」

アサリを断念したひろみさんは600g130元(約710円)のハマグリを購入。これでも普段より高かったそうで、やっぱり猛暑の影響を受けてるみたいです。

レシピ写真を見て、「あれ? アサリを使ってるんじゃないの?」と思われたかもしれませんが、れっきとしたハマグリです。台湾では一年中あるメジャーな貝。日本のものよりふた回りくらい小さくて、アサリに酷似しているので、私も市場ではいつも混乱しています。

「こら~、全然違うわよ! ハマグリの表面はツルッとしていて、アサリよりもふくらみがあるんだから。ハマグリだったらほかにはスープに使うことが多いかな。アサリならキャンプでパエリアに投入~」

キャンプでパエリア! なんて魅惑的な響きでしょう。ひろみさん、次回のキャンプではぜひ漁港で海鮮を仕入れて、海の側でパエリアをお願いします!

【日本人妻ひろみさんプロフィール】

No image

約30年前に台湾人の夫に嫁ぎ台湾へ。料理上手のお姑さんに鍛えられ、台湾料理を学ぶ。料理能力ほぼゼロからメキメキと腕を上げ、台湾料理と日本料理で4人の子供のお腹を満たす立派な媽媽(ママ)に。スイーツも得意で、台湾人向けのスイーツ教室も開講。
台湾で作った、食べた料理や景色を紹介→Instagram
クロスカブでのツーリングやキャンプの体験動画→YouTube

<台湾ごはん、何食べる?旅ができる、その日のために>の記事をもっと読む

竹中式子

この記事をお届けした
グノシーの最新ニュース情報を、

でも最新ニュース情報をお届けしています。

外部リンク

  • このエントリーをはてなブックマークに追加