「格差解消と錯覚」 一票の格差、最高裁「合憲」に原告ら批判

「格差解消と錯覚」 一票の格差、最高裁「合憲」に原告ら批判

  • 産経ニュース
  • 更新日:2023/01/25
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一票の格差が合憲との判決を受け、最高裁前で報道陣らへの説明に応じる弁護士ら(右)=25日午後、東京都千代田区(鴨志田拓海撮影)

令和3年10月の衆院選で最大2・08倍の一票の格差が生じたことを「合憲」とした25日の最高裁判決を受けて、選挙無効を求めて提訴した2つの弁護士グループからは落胆の声が上がった。

山口邦明弁護士らのグループは、判決後の会見で、人口比を反映しやすい議席配分方式「アダムズ方式」による選挙区割り制度を最高裁が「合理性がある」としたことに「アダムズ方式で一票の格差が解決すると錯覚している」と批判。同グループの石井誠一郎弁護士も「どこにいても投票価値を同じように扱ってもらいたい、という国民主権の最も大事なところを最高裁に理解してもらえず、残念」と肩を落とした。

もう一方のグループの升永英俊弁護士は「(一票の格差を)将来、是正する予定だから合憲とされており、是正義務がないと言っている判決ではない」と指摘。「是正が未達成の選挙で選ばれた議員らは正統性がないと最高裁が示しているのだから重大だ」と強調した上で、「アダムズ方式には合理性を欠く定数配分がある。今後も一票の格差訴訟を続けていく」とした。

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