澄んだ流れで「菜洗い」 岐阜・高山「飛驒の里」で漬物作り実演

澄んだ流れで「菜洗い」 岐阜・高山「飛驒の里」で漬物作り実演

  • 毎日新聞
  • 更新日:2021/11/25
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県指定重要文化財の合掌造り民家「旧西岡家」の脇の小川で行われた「菜洗い」=岐阜県高山市上岡本町の野外博物館「飛驒民俗村・飛驒の里」で2021年11月21日午前10時7分、大竹禎之撮影

岐阜県高山市上岡本町の野外博物館「飛驒民俗村・飛驒の里」で「菜洗い、つけもの漬け」の実演があった。

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飛驒地方では11月になると多くの家庭で漬物作りが行われた。澄んだ流れの川にはしごを渡して張り板をのせ、その上にすのこを乗せた簡単な洗い場を作って、洗った赤カブや、大根、白菜を乗せていく。すでに市街地では見られなくなっており、国指定重要文化財などのかやぶきの合掌造り家屋が残る同里内の小川で21日、地元の主婦2人が菜洗いを実演し、観光客が見守った。

菜洗いをした同市越後町の今井愛子さん(73)は「かつては祖母と母の3人で菜洗いをしたが、今は私1人が台所で洗うだけ。嫁いだ娘は漬物を漬けないので、私の代で終わりです。我が家の味が途絶えてしまうのはさみしい」と話す。

同里の西倉憲司館長は「里の使命として、風習、季節の行事を残して行きたい。年配の人には懐かしい気持ちになってもらい、若い人にも知ってもらいたい」と話した。

菜洗いをした漬物は例年、1月の「冬のライトアップ」時の「焼き餅サービス」で振る舞われていたが、来年は新型コロナウイルスの感染防止のため、振る舞いは中止される。【大竹禎之】

毎日新聞

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