「松本人志」のものまねでブレイク中のJPにインタビュー! 初の単独ライブ『劇場版モノマネモンスター JPの逆襲 evolution』をリベンジ開催へ

「松本人志」のものまねでブレイク中のJPにインタビュー! 初の単独ライブ『劇場版モノマネモンスター JPの逆襲 evolution』をリベンジ開催へ

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  • 更新日:2022/08/06
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ダウンタウンの松本人志のものまねでブレイクしている、ものまねタレントのJP(ジェーピー)。来年芸歴20周年を迎えるJPが、2022年9月10日(土)に新宿FACEで、初の単独ライブ『劇場版モノマネモンスター JPの逆襲 evolution』を行う。大のポケモン好きを公言するJPらしいタイトルだが、どんなライブになるのだろう。JPに話を聞いた。

ーー本来なら2020年2月に予定されていましたが、コロナ禍で開催直前に急遽中止となってしまいましたね。

本来はうるう年にやる予定だったので、次は4年後かな〜と思っていたんですけど、思ったよりも早く開催できることが決まったので、ありがたい限りです。

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JP

ーー今回のライブの構想をぜひ教えてください!

僕、ポケモンが好きなんですね。(ポケットから次々と物を取り出して)ポケモンのペンケースを財布にしていたり、スマホケースもポケモンにしていたりして。39歳ですけど、脳は12歳で止まっていましてね、マネージャーの息子と友達です。それぐらいポケモンが好きなので、今回のライブもポケモンをオマージュしたような内容になっています。

……前回も僕のバイブルでもあるポケモン——ポケモンは最初、赤と緑の2種類カートリッジが出たんですね。それで図鑑を集めていくわけですが「赤にしか出ないポケモン」、「緑にしか出ないポケモン」があったので、それぞれを交換しないと、全国の図鑑が集まらない。そんな画期的なゲームだったんですよね。そこからヒントを経て、一部と二部を違う内容にして、両方見ないとすべてを楽しめない構成にしようと思っていたんですけど、中止で叶わず……。

今回も前回考えていたような構成にしようかなと思ったんですが、「リベンジ」の気持ちをもっと出したいなと思ったときに、ポケモン映画の1作目が『ミュウツーの逆襲』というタイトルだったことを思い出して。そうだ、JPの逆襲だ! と思って、今回のタイトルをつけました。“evolution”というのは“進化”という意味だそうですが、前回よりもJPも進化しているよ! ということをアピールするものです。

ーーなるほど。より進化したJPさんが見られるというわけですね。

ものまねって、やっぱ旬なものなので。2年前と今では、流行っているものも人も変わるじゃないですか。全くゼロから作るわけではないですけど、前回からちょっと進化しているんです。ほら、ポケモンも進化して強くなっていくでしょう? 前回の単独ライブはゲネプロを見た人しか知らないわけで、基本的に世の中には出ていないんですけどね。今の流行をアップデートしたライブを見ていただければなと思います。

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JP

ーー今回の単独ライブはストーリー仕立てなのですか? それともものまねをした人物がどんどん出てくる?

おもちゃ箱をひっくり返したと思ってください。だから何もストーリーも繋がってないですけど、たくさん遊ぶものはありますよ、みたいなね。

ものまねって、そんなに長く見るもんじゃないと思っていて。長く見たいなら本人見ればいいじゃないですか(笑)。だから数を多く、少しずつをたくさん食べていただきたい。ひとつのスプーンを口に入れて「おいしい!」と思ったら、もう口の中では溶けてるみたいなね。

ーーちなみにJPさんのものまねレパートリーは今どれぐらいあるのですか?

細かいものを入れると、500ぐらいあるんじゃないですかね。多分200〜300はポケモンですけど(笑)。そのうち、実質テレビなどでよくやるのは10ぐらいですかね。

ーーそれでも十分すごいです! 念のための確認ですが、単独ライブはポケモン中心のものまねではないですよね?(笑)。

いや、本来はそうしたいんですけど、事務所が「それは止めろ」と(笑)。確かに誰が分かるねんという話ですよね。せっかく遠方から来ていただいたお客さんの前で、僕がポケモンの知識をたひけらかすだけだと、「思ってたんと違う」となる可能性があります。せっかくゲットしたお客さんが野生に帰ってしまう可能性があるのでね。

パッケージはポケモンですけど、中身はちゃんと皆さんのお口に合うものにします。自分の希望としては、7割はお客様に向けたもの、3割はウケる/ウケないに関係なく、自分がやりたいものです。……本当はね、格好良く「100%僕がやりたいことをやるんで、付いて来てください」と言いたいんですけど、ビビリな性格なのでね。

ケチャップを入れた“エビチリ”みたいな感じですわ。本場の中国のエビチリは辛いだけなんですけど、日本人の口に合うようにケチャップを入れたらしいんです。ちなみにピカチュウの好物はケチャップです。

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JP

ーー本当にポケモン好きなんですね。伝わります(笑)。

夢はポケモンの声優をやることなんです。ポケモンイベントのMCやらせてもらったり、近いところにはいるはずなんですけど、まだオファーは来てなくて……。

ーー今回のライブはお子さんも楽しめるようなものですか? それとも大人向けですか?

今回は特に子どもに絞らずね、僕のことをテレビで初めて見た人でも楽しめる内容にしたいです。松本さんのものまねを知ってくれている人が、それを映像ではなく、実際に生で見られるようなライブ。いや、僕よく言われるんですよ「松本さん以外にこんなにものまねできるんだ!」って。

ーーもちろん松本人志さんは存じ上げていましたが、山崎育三郎さんとか松本潤さんとかもできるんですね(笑)。

ものまねは「やったもん勝ち」みたいなとこがありますので、自己申告なんです。「ONE OK ROCKのTAKAです」と言ったら、それもレパートリーに書けるんですよ。

ーーそうですね(笑)。JPさんは松本さんのものまねで全国区になられたと思うのですが、改めて松本さんのものまねをしようと思われたきっかけを教えてください。

もう本当、血ですね。自分の中のDNAですね。最初はごっこ遊びの延長のようなものだったんです。多分皆さまも“セーラームーン”ごっこや“プリキュア”ごっこ、お医者さんごっことかしたことあるでしょう? そんな感じで、僕も小学のときに『ダウンタウンのごっつええ感じ』をオンタイムで見ていたから。ものまねをやろうと思って、やっていたわけではないんです。

それで、プロになるときに、やっぱり老若男女誰でも分かって、誰もまだやってないものまねをしたいと思った。しかも僕が好きな人のものまねがいいなと思った。原口(あきまさ)さんの明石家さんまさん、コージー(冨田)さんのタモリさん、松村(邦洋)さんのビートたけしさん、ホリさんの木村拓哉さんのようにね、代名詞となるものまねが欲しいとも考えて。そうして残ったのが、松本人志さんだったわけですよ。

もう血が覚えてるから。血液の中に松本人志が流れているから。昔ああやったな、こうやったなと思い出すと、割とスッとできたんです。特に僕らの世代でお笑い芸人目指す人って、みんな松本さんに憧れている。「松本さんみたいになりたい」とみんな思ってお笑いを始める。僕の場合はその「なりたい」がセンスじゃなくて、その声帯だった。特殊なので“ガラパゴスものまね”と言って、独自の進化を遂げたものまねです。だからよく言われるんです。「めちゃくちゃ似てるけど、言ってること全然面白くないな」って(笑)。脳まではマネできていない証拠ですね(笑)。

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JP

ーー「ご本人の公認は要らない」ということを公言されていますよね。それはなぜですか?

いや〜要らないかなと思って。お笑いの世界と一緒で、進化していると思ってるんです。そんな中でものまねだけが「公認」とか言って、ちょっとダサいなと思うんです。お笑いはどんどん新しくなっているのに。ものまね芸人だけがまだ「チョベリグ」(※超very goodの略。1990年代後半に流行った言葉)と言っているような感じがするんです。

僕の中でものまねって、マインドジャックというか、シンクロさせてもらっているみたいな感じなんですよ。歌ものまねをしていたら、途中でご本人が出てきて、土下座……って、なんか古い気がするんです。僕らはもっと新しく進化していかないといけない。……とはいえ、ご本人から「公認や!」と言われたら「公認いただけるんですか! ありがとうございます!」と割と長いものには巻かれますけどね(笑)。

要するに、ものまねはスタンプラリーじゃないんです。公認をもらったら、そこで終わりじゃなくてね。ずっと好きでい続けるからこそできる芸だと思っているから。いかにシンクロ率を上げていくか、日々考えていますよ。

ーーものまねのレパートリーを増やしていくときに「これをやったらウケるかな」とか「流行っているからやってみよう」という下心はないんですか?

もちろんあります。めちゃくちゃあります。僕の中の三本柱で、顔や身長などが似てるからやる。あと、流行っているからやる。あとは好きだからやる。この三つで多分ものまね芸人、特に僕は成り立っていると思っています。

「顔が○○に似ている」という理由だったらやった方がいいに決まっている。「流行っているからやる」も、例えば○○さんがこの歌を歌ったら面白いのではと思ったら、それもやったらいい。(突然、かまいたちの濱家隆一風に)「とりあえずやった方がいいに決まっているじゃないですか」。

結局、この三本柱は全部愛に繋がるんですよ。だって「顔が似てるから」と言われたら、調べるじゃないですか、その人のこと。ああこんな人なんだと知って、情報がアップデートされていくと、どんどん好きになる。僕はね、SKY-HIさんに似ていると言われたことがあって……いや、あのイケメンとそっくりだと言っているわけじゃないですよ、その商品としてね、方向性としてね……告白と一緒ですよね。全然意識していなかったのに「好きです」と言われたら、その子のこと急に意識するみたいな。

それでSKY-HIさんのものまねをTikTokなどで緩くやっていたんです。そうしたら、たまたまSKY-HIさんと楽屋が隣同士だったことがあって! 松村(邦洋)さんに「挨拶にスランプなし! 目配り、気配り、心配り!」と言われていたり、山本(高広)さんにも「売れてるうちに、いろいろな人に阿呆なふりして連絡先聞いたり、ものまねさせてもらってますとか絶対言ったりした方がいい」と、歴代のものまねの先輩方の言葉を思い出して、勇気をもって挨拶させてもらったんです。

「たまたま楽屋がお隣だったので、ご挨拶させてください。ものまねさせてもらっています」と言ったら、あのSKY-HIさん「知ってますよ」って! もうそういうので好きになるじゃないですか。こんな最下層の下敷きみたいな芸人の名前を覚えていただいてるなんて!ものまねっていうのは、愛だなと思いますね。

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JP

ーーJPさんのお話をうかがっていると、ものまね業界の変遷というか、時代の変化をよく捉えていらっしゃるなと思います。確かに今はSNSでプロでなくても発進はできる時代ですよね。これからのものまねタレント業界にかける想いを改めて教えてください。

もうね、必死ですよ。必死。ものまねを見せていく場所がテレビ以外にできたわけでしょう。テレビをそこまで見ない世代が増えて、全部スマホで見ているわけですから。でも、これからはもっと進化するかもしれないですよ。ICチップが身体に埋め込まれていて、ムワッと目の前に映像が広がるとかね。僕が子どもの頃には想像し得なかった世界が今あるわけですから。

どんどん進化していて、プラットフォームも変わっていくと思いますけどね、ひとつだけ変わらないものがあると思っていて。それがやっぱり“生”。わざわざ見に行って、その人と同じ空気を吸って、時差もぶれもなくて、質感とか吐息とか鼓動を感じられるのは生しかないですよ。生を超えるものは相当な進化をしないと出てこないでしょう。ライブの良さがある限り、我々ものまね芸人はまだまだ伸びしろがあると思っていますし、我々ものまね芸人はその時代を捉えて、噛み砕いて、みなさんにお伝えする役割があると思っていますから、まだまだ頑張りたいです。

ーー最後にぜひ一言お願いします!

(『ミュウツーの逆襲』に出てくるセリフを市村正親風に)これは攻撃でもなく、宣戦布告でもなく、JPが皆さまにものまねをお送りするという逆襲だぁ!

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JP

取材・文=五月女菜穂   撮影=池上夢貢

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