
秋田朝日放送
1983年に起きた日本海中部地震から26日で40年となりました。秋田県北秋田市の小学校では、津波被害にあった児童の冥福を祈るとともに防災意識を高めるための集会が開かれました。
北秋田市の合川小学校では授業中に地震と火災が発生したという想定で訓練が行われました。全校児童が落ちてくるものから身を守る方法や避難場所へのルートを確認しました。
日本海中部地震で13人の児童が犠牲となった旧合川南小学校は、統合を経て現在は合川小学校となっています。後輩にあたる174人の児童が祈りを捧げました。集会では、宿泊体験学習で沿岸の八峰町に行く5年生の児童が海辺での防災と避難について発表し、津波が発生した時は最悪の場合を想定しすぐに高い場所に避難しましょうと呼びかけました。
学校では、津波被害を風化させず万が一災害が起きた場合は冷静に行動し、自分の命は自分で守るという事をしっかり身につけてもらいたいとしています。