クオモさん、日田市大山町にジェラート店 規格外の地元産果物を使用

クオモさん、日田市大山町にジェラート店 規格外の地元産果物を使用

  • 大分合同新聞
  • 更新日:2022/08/06
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新鮮な果物から作ったジェラートがショーケースに並ぶ=4日、日田市大山町

【日田】日田市夜明で移住生活を送る著名イタリアンシェフのサルバトーレ・クオモさん(50)が、市内大山町の道の駅「水辺の郷おおやま」にジェラート専門店をオープンした。食品ロス削減を意識し、規格外の地元産果物を使用。4日に開店セレモニーがあり、「誰もまねできない世界一のジェラートをここから広めたい」と力を込めた。

クオモさんはイタリア南部ナポリ出身。本場ナポリピザを日本に広めた第一人者として知られ、国内外にレストランを展開する。各国の都会で暮らしてきたが、昨年末に一家5人でのどかな夜明に移り住んだ。

職業柄、食品ロスの問題と向き合い、近年は持続可能(サステナブル)な社会づくりに強い関心を抱く。

夜明では古民家で暮らし、豊かな自然の中で野菜作りにも励む。そんな中、味はいいのに市場に並ばない規格外の果物に着目。「宝があちこちにある」と、付加価値を付けたジェラート店を開くことにした。

店名は「ジェラッテリア ラボ3680 OKUHITA」。3680はサルバトーレから取った。道の駅入り口に、ガラス張りの鉄骨平屋(約30平方メートル)を設置。店内の床は地元のしょうゆ店が開業時から使っていたたるの板を敷き、小鹿田焼のランプや市内の古民家の廃材も活用した。

ジェラートはイタリアの氷菓。第1弾はナシ、スイカ、イチゴ、ウメを中心に6種類を用意した。移住前から構想して約1年。農家とのパイプを県西部振興局の力添えで築き、「果物の含有量を全て50%以上」という目標も達成した。今後、栗やブドウなども並べる予定だ。価格はシングル660円、ダブル880円。

セレモニーでは関係者らがテープカットで祝福。原田啓介市長は「日田の魅力を世界に発信する起点ができた」と歓迎した。

クオモさんは「ジェラートはわれわれの感覚ではデザートというより主菜。素材の良さを最高に引き出した逸品をぜひ食べて」とPR。今後は同様の店舗をアジア圏に広める構想も抱く。

営業時間は午前10時半~午後4時(土日祝は午後5時まで)。年中無休。問い合わせは道の駅「水辺の郷おおやま」(0973・52・3630)。

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