<相場の見方、歩き方>相場上昇の本当の理由、今ははっきり見えずとも・・・(2)

<相場の見方、歩き方>相場上昇の本当の理由、今ははっきり見えずとも・・・(2)

  • モーニングスター
  • 更新日:2017/11/13
No image

<米、日、中、北朝鮮の微妙な緊張関係とバランス>

今回の上昇の起点となった9月初旬は、夏休み明けの米国議会で、懸案の債務上限法案の期限が年末まで3カ月延長されたことが決定されました。それが今回の株価上昇の伏線のひとつとなっています。

同じ頃に国連安保理では、北朝鮮に対する非難決議が諮られ、今回は中国とロシアも賛成に回り決議案は採択されました。そこからの展開はきわめて早かったです。

どう喝外交を繰り返す北朝鮮に対しては、なんら有効な手は打てないと今も見られていますが、朝鮮半島からのミサイル発射リスクを背後に抱えながら、日本では突如として衆院の解散・総選挙が決まり、結果としては自民・公明の与党が圧勝しました。

10月下旬には中国・共産党大会が開催され、これも幾多の懸念を抱えながら無事に終了しました。習近平主席に絶対権力を集中させる一頭体制がほぼ確立しました。

そして今週。トランプ大統領が初のアジア歴訪に出発し、日本、韓国、中国を立て続けに訪問しました。最大の目玉は米中首脳会談で、ここでは貿易不均衡に関する従来の不満は一切封印され、米中蜜月時代の到来が最大限演出されました。

そこで総額で2500億ドル(28兆円)にのぼるビジネスもまとめられ、ひょっとしたらこれも世界的な株価上昇の背景のひとつとなっています。

これがすべてが誰かの筋書きと言うつもりはまったくありません。一連の出来事はどこかですべてつながっているのか、まったく別個のものなのか。現時点ではまるでわかりません。<今は見えないものも、時間が経てば・・・>

あとになればどんなことでもよくわかります。現実の社会には、あとにならないとわからないこともたくさん起こります。おそらく今回の株価上昇も、あと2-3カ月しないとわからないことがたくさんあるのでしょう。そのそうな気がしてなりません。

現時点ではまだわからないことだらけですが、そういう時は無理に結論を出さず、ひたすら市場の動きを観察することに徹したいと思います。観察することよって、市場の中でどの部分が動き、どこが動かず、どこに資金が集まって、何が置き去りにされているのか、少なくともその部分だけは把握するように努めます。

まずは市場の動きをつぶさに観察するところから始めたいと思います。決算発表のシーズンでもあり、アリアケジャパン<2815>、西華産業<8061>、アルコニックス<3036>、渋谷工業<6340>、KHネオケム<4189>に注目しています。

*おことわり この記事は、2017年11月11日にYahoo!ファイナンスで有料配信されたものです。提供:モーニングスター社(イメージ写真提供:123RF)

この記事をお届けした
グノシーの最新ニュース情報を、

でも最新ニュース情報をお届けしています。

中国・韓国・アジアカテゴリの人気記事

グノシーで話題の記事を読もう!
カナダで発生した中国人美少女「失踪」事件の真相
日米会談でトランプが安倍首相に通告した「北朝鮮攻撃」の時期
無差別殺人犯のC・マンソン受刑者、死去 83歳
亡くなった声優の鶴ひろみさん、ドラゴンボール・ブルマ役での「あるセリフ」が涙誘うと中国でも話題
「世界トイレの日」に粗相... インド政治家の立ち小便動画が拡散
  • このエントリーをはてなブックマークに追加