音楽系スタートアップ育成所「テックスターズ」が認めた10社

  • Forbes JAPAN
  • 更新日:2018/02/16
No image

テクノロジーを活用した音楽系スタートアップを支援する「テックスターズ・ミュージック(Techstars Music)」が、2018年のアクセラレーター・プログラムに参加する10社を発表した。極小サイズのストリーミングプレイヤーを85ドルで販売するMightyをはじめ、期待のスタートアップが顔をそろえる。

多数の応募から選ばれた10社の業種の内訳は、音楽プレイヤーが1社(Mighty)、生体認証が2社(Blink Identity、Endel)、AIが3社(Edison. AI、SecondBrain、Spark DJ)、チケット発券サービスが2社(Hellotickets、Seated)、そしてストリーミングが2社(Gimme Radio、Soundcharts)だ。

「AIやブロックチェーン関連はやはり強い。その一方で、我々はリアルな音楽体験も重視している」とテックスターズ・ミュージックのマネージングディレクターを務めるボブ・”モズ”・モジドロウスキーは話す。

「グローバル性も必要だ。我々の資金の約半分はアメリカ国外からの投資で成り立っている。音楽業界と投資家の両方から見過ごされてきたマーケットが今、大きな成長を遂げている」

スタートアップ10社は2月上旬から13週間、ロサンゼルスのテックスターズ・ミュージックの施設に活動拠点を移し、音楽、メディア、テクノロジー、VCなどさまざまな業界の幹部約300人から指導を受ける機会を与えられるほか、各12万ドル(約1300万円)の出資を受ける。

資金の出どころは、ワーナ・ミュージック・グループ、ソニー・ミュージック・エンタテインメント、レコチョク、Silva Artist Management(アーティストマネジメント)、Q Prime(アーティストマネジメント)、Harmonix Music Systems(音楽系ゲーム開発)、Bill Silva Entertainment(興行・アーティストマネジメント)、Royalty Exchange(オンライン著作権売買)、Concord Music(音楽レーベル)からなるテックスターズ・ミュージックのパートナー企業だ。

「AI作曲」に特化した企業も

昨年実施された第1回のアクセラレーター・プログラムには、11のスタートアップが参加した。11社が参加前に資金調達していた総額は1050万ドル(約11.4億円)。それが3ヶ月のプログラムを経て2550万ドル(約27.8億円)に急増した。モジドロウスキーによれば、VCの間で音楽ビジネスへの関心が高まっており、「その背景には、ストリーミングへの移行による収益増や、メディア全般におけるAI・ブロックチェーン技術の進歩がある」と言う。

確かに第1回の参加社の中でも、AI関連のスタートアップの活躍は目覚ましい。AIによる作曲システムを提供する「Amper Music」は大きな話題を呼び、創業者のドリュー・シルヴァースタインは今年のフォーブスの「30アンダー30:音楽部門」の一人に名を連ねた。フォーブスではまた、音楽のテンポを変えるアプリを開発した「Weav Music」にも注目し、紹介記事を掲載している。

今年の10社のうち、成功するのは誰なのか? 現時点で一歩先を行くのは、歌詞制作AIを開発する「SecondBrain」と、ストリーミングサービスの「Spark DJ」だ。Spark DJは、クラブやイベントの主催者と来場者に専用のアプリを通してソングリストを共有させることで、DJプレイさながらの体験を提供する。

「我々テックスターズ・ミュージックの長期目標は、音楽マーケットそのものを拡大することだ」とモジドロウスキーは言う。「業界の課題解決を目指すスタートアップへの投資は、今後も続くと期待している」

この記事をお届けした
グノシーの最新ニュース情報を、

でも最新ニュース情報をお届けしています。

外部リンク

音楽カテゴリの人気記事

グノシーで話題の記事を読もう!
浦島坂田船、春の新曲「そらに、ひらり」公開
【ポケモンGO】2月24日はミニリュウが大量発生! 普段覚えない技を覚える上に「ほしのすな」も3倍!! 開催時間は...
欅坂46、尾関梨香&小池美波&長濱ねるによるユニット曲「バスルームトラベル」MV解禁
THE RAMPAGE 五輪戦士へ!ライブでエール 300人集結
“HITSUJI”の正体は、女優の吉田羊! JUJU、新曲「かわいそうだよね(with HITSUJI)」ティザー映像公開
  • このエントリーをはてなブックマークに追加