「闘う男の素顔にトライ!」#2~金正奎選手(NTTコミュニケーションズシャイニングアークス)~ジャパンラグビートップリーグで活躍する選手にクローズアップ!

「闘う男の素顔にトライ!」#2~金正奎選手(NTTコミュニケーションズシャイニングアークス)~ジャパンラグビートップリーグで活躍する選手にクローズアップ!

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  • 更新日:2017/09/15

「闘う男の素顔にトライ!」#2~金正奎選手(NTTコミュニケーションズシャイニングアークス)~ ジャパンラグビートップリーグで活躍する選手にクローズアップ!

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日本開催のラグビーワールドカップ(RWC)2019まで、あと2年余り。8月18日に開幕した今季のジャパンラグビートップリーグは、日本代表を目指す選手たちがしのぎを削る、文字通りRWCへの扉を開ける鍵となってくる。

でも、どんな選手がいるのか? 果たしてラグビーの魅力はどこなのか? イマイチよく分からない。

そこでインターネットTVガイドでは、日本代表選手や代表入りを目指す選手にインタビュー。より身近にラグビーを知ってもらおうと、選手の人生に影響を与えた<ヒト><モノ><コト>にクローズアップすることで、選手の素顔やアスリートならではの心情に迫る連載をスタート。

第2回となる今回は、昨年5月に日本代表デビューを飾り、同年6月に行われた対スコットランド代表2連戦での奮闘も記憶に新しい、NTTコミュニケーションズシャイニングアークスの金正奎(きんしょうけい)選手。ポジションは、フォワードのなかでも機動力が求められるオープンサイドフランカー。身長177cm、体重95kgと小柄ながらも、持ち味である「(重心の)低さ」を武器にチームを鼓舞する若きキャプテンに、ラグビーに目覚めたきっかけやラグビーにハマった理由、気になるプライベートを聞いてみよう。

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──前回、当連載にご登場いただいたサントリーサンゴリアスの中靏隆彰選手が「一生懸命でポジティブ。いつも刺激を受ける選手」とおっしゃっていました。

「その記事、読みました。うれしくて、すぐ中靏さんに『ありがとうございます!』とスクリーンショットとした記事を添えてメールを送って。僕が1学年後輩になるんですけど、早稲田大学の(ラグビー部の)頃からお世話になっていて。今も一緒にトレーニングをしたり、食事に行かせてもらったりしていますね」

──ツイッター等を拝見すると、中靏選手をはじめとする早稲田出身のサンウルブズ(ラグビーの国際大会「スーパーラグビー」に参加している日本チーム)所属選手で会を催したりと、皆さん仲がよさそうですよね。

「学校や出身地が同じ選手はもちろん、他チームの選手とも仲がいいですし、家族ぐるみでのお付き合いも多いですね。激しい接触プレーが魅力である分、お互いの信頼関係が欠かせないスポーツなので、普段からのそうしたコミュニケーションがすごく大事で。試合が終われば、先ほどまで戦っていた相手ともすぐ仲間になる。そこがラグビーのいいところだと思います。また、一人だけ飛び抜けた選手がいてもチームとして機能しないこともあれば、逆に個々のレベルが低いチームでも、組織力や総合力で強い相手に勝てることもある。だから、ラグビーは面白いんです。テレビ中継では、どうしてもカメラはボールを中心に追いかけますが、そこには映らない…ボールがないところで誰かのために献身的に動けているチームは、やはり強いです」

──出身地である大阪は、ラグビーが盛んな都道府県の一つ。ラグビーには小さい頃から慣れ親しんではいた?

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「僕は4人兄弟の末っ子で、小学生の頃はラグビーをやっていた兄の影響で体験スクールに行ったりはしました。でも、その時はイヤでイヤで、わんわん泣いてしまって(笑)。それでバスケットボールを始めて、中学でもそのまま…と思っていたら、親が『ダメだ』と(笑)。兄の通っていた学校はラグビーが強いので、そこで活躍して大学まで行きなさいと」

──進学したのは、中高一貫の常翔啓光学園。多くのトップリーガーを輩出しているラグビーの名門校です。

「強かった一つ上の先輩たちを見て、勝つ喜びを知ることができたことも大きいですが、中学2年生の頃には、すでに今と変わらないくらいの熱で没頭するようになっていましたね。で、高校の頃は、それこそラグビー漬けの毎日。親の敷いたレールに乗っかったからこそ、大学にも行くことができ、今は憧れのプロになれた。子どもの将来を真剣に考えて、道を与えてくれた親には感謝したいです」

──最初は泣いていた少年が、ラグビーのどこにハマったんだと思いますか?

「15人が力を合わせて勝つところと、その人なりの個性が生かせるところに魅力を感じました。ご覧のとおり自分は体が大きくないんですけど(2016年度の日本代表選手の平均身長は181.9 cm。平均体重は98.9kg。一番大柄な選手は、194cm、110kg)、ラグビーの場合、(小さいからこその)“低さ”も強みになってくるので。小さいなりに“どうすれば大きな相手に勝てるか?”を考えるうちに、だんだん面白くなっていきました。例えばバスケであれば、身長などある程度、選手としての資質や基準があると思いますが、ラグビーにはそれがない。バスケを続けていたら、プロの選手にはなれなかったと思います。僕の適正を見抜き、育て、先日行われた近鉄ライナーズ戦(9月3日)にも駆け付けてくれた家族。そして指導してくださった監督さんや励ましてくれた先輩、後輩。そうした、皆さんのおかげですね」

──<ヒト>つながりでは、ラグビー部の先輩に俳優の高橋光臣さんもいらっしゃるんですね。

「そうなんですよ。ちょうど中学生の時の監督さんが光臣さんの同級生で。機会があると練習に呼んでくださっていたので、僕らはあいさつをさせてもらって。“わっ、先輩に俳優さんがおるんや!?”となって以来、ずっと応援させていただいています」

──そして、高校時代は、全国高等学校ラグビーフットボール大会(通称・花園)で優勝を経験。高校生の日本代表にも選ばれ早稲田大に。聞けば、早稲田のラガーマン御用達の洋食屋さんがあるとか?

「(早稲田の練習場がある東京・下落合の)『AOYAGI』さんですね。このあいだも行ってきました。そこのおばちゃんが、ラグビー部員をわが子のように見守ってくださって。僕のように上京した人間も多いですから、本当に助かりました。どのメニューもみんなウマいけど、常連さんは“キャベベ”って呼んでる、キャベツとベーコンのスパゲティーがめっちゃウマいんですよ! 普段は基本、鶏むね肉と魚、卵は白身のみというようなストイックな食生活をしているので、思い出したら食べたくなってきました(笑)」

──では、大事にしている<モノ>などありますか?

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「日記ですね。昨年7月のゲーム中に、膝と足首を同時に故障してしまって…。初めての大けがでしたし、今までは勢いじゃないですが、若さに任せてやってきた分、珍しく落ち込んだんですよ。それで自分のなかで“何とかポジティブになれる方法はないか?”と思い、“そうだ、いろんな思いを言葉にすれば楽になるんじゃないかな”と。実際、文字に起こすと、毎日の単調なリハビリも、こんなことがあった、今日はこれだけ回復できたというふうに、確認できることで励みになったんですよね。今も日記を振り返って読むことで“けがの時はこんなに頑張ってたな”と奮い立つ。毎日当たり前にやっているからこそ、今ではなくてはならない大事なものになっています」

──サッカーの元日本代表選手である中村俊輔選手も高校時代から「サッカーノート」なるものを付けられていて。試合に出られずふてくされている時間や落ち込む時間があるなら、自分に足りないものは何か考えて練習し、試合に出て、結果を出した方がいいと。

「分かります。無意識でやっていたことが意識的にできるようになるんです。意識的になることで、練習も効率的になり、メンタル的にも強くなったと思います。NTTコミュニケーションズでは、グローバル事業推進部という部署の所属になるんですけど、普段の仕事でも自分の言葉を整理して話せるようにもなりました。それが今度は、キャプテンとしての言葉にも役立っていて。周りを変えようとするんじゃなくて、まず自分が変わり、その影響で周りも変わる。そうなれればチームはもっと強くなると思い、日々練習しています」

──あるインタビューでは、ドライフルーツ作りに凝っていると。最近、ご自身のなかではやっている<コト>や、やってみたい<コト>。何かありましたら教えてください。

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「健康に関することは何でもチャレンジするので、最近はポップコーンを。油は使わず熱のみで作るんですけど。これが満腹感も得られるうえに、腸内環境が整うので、ダイエットにも効くんですよ。女性の方は一度試してみてはいかがでしょう…って、“何の話やねん!”という感じですが(笑)。でも、トレーニングにせよ、体のケアにせよ、節制することにせよ、僕らの仕事の一部なので。少しでも長く現役でやるためには、当たり前のことだと思ってやっています」

──ラグビーの魅力は、その精神である「One for all,All for one(=一人はみんなのために、みんなは一人のために)」に集約されますが、最後に初めて観戦する人に、見どころやアドバイスをお願いします。

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「生でご覧になる場合は、体と体がぶつかり合う音も迫力がありますし、ボールを持って相手を抜き去る時のスピード、大きな選手同士のタックル。最初はそうした肉弾戦から楽しんで、驚いてもらえたらいいなと思います。で、慣れてきたら本当に戦術が奥深いので、そちらも。できればメインスタンドの真ん中、中段あたり。そこはS席でちょっとお値段が張りますので(笑)、バックスタンドの真ん中、中段で見ていただけると、選手の動きが分かりやすいかなと。あと個人的には、小さい選手が自分より大きな選手を止めたり倒したりするところを見てほしいです。ともあれ、“あの選手イケメンだな”“大きいな”でも何でもいいと思います。ぜひ競技場まで足を運んでください」

──最近、ちまたで金選手と「似ている」と評判の同じくシャイニングアークス所属、ヴィリー・ブリッツ選手にも注目していただいて。

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「(笑)、そんなに似てます? 最近、ホントよく言われるんですけど。本人的にはお互いにタレ目なところくらいしか共通点はないのと違うかなと思うのですが…。でも、それでもいいです! “ヴィリーの髪形、面白いな”でも。“ショーケイ、よう笑ろうてるな”でもいいので、ぜひ遊びに来てください!」

今季のトップリーグを観戦すれば、2年後、世界中のラグビーファンが注目する、大舞台でプレーする日本代表選手がおのずと見えてくる。競技場に行くことのできない人はJ SPORTSで生放送を中心に全試合を放送中。国内外のスター選手による白熱した試合をぜひ!

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取材・文/橋本達典
撮影/中越春樹

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