【ハイライト動画あり】慶應義塾大学、全員野球で大会屈指の好投手を撃破。ベスト4進出を決める。全日本大学野球選手権

【ハイライト動画あり】慶應義塾大学、全員野球で大会屈指の好投手を撃破。ベスト4進出を決める。全日本大学野球選手権

  • J SPORTS|コラム(野球)
  • 更新日:2021/06/11

ベスト4をかけた準々決勝の相手はプロ注目の好投手・黒原拓未(社4・智辯和歌山)擁する関西学院大学。

厳しい戦いとなると思われたが、初回、相手の失策と安打で1死二、三塁のチャンスを作ると4番・正木智也(政4・慶應)の犠飛、5番・福井章吾(環4・大阪桐蔭)の適時打で2点の先制に成功する。

同点に追いつかれた直後の5回には、押し出し死球と福井の犠飛で2点を勝ち越し、6回にも新美貫太(政4・慶應)の犠飛で5点目を加えた。投げては増居翔太(総3・彦根東)が毎回走者を背負いながらも7回3失点で試合を作ると8回、9回は守護神の橋本達弥(環3・長田)が抑え、5-3で勝利。3年ぶりのベスト4進出を決めた。

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2回戦は苦しみながらも和歌山大学との一戦を制した慶大。準々決勝の相手は関西学生野球連盟代表の関西学院大学。1952年の第1回大会の決勝以来、69年ぶりの対戦カードとなった。

関学大先発の黒原はリーグ戦でMVPに選ばれるなど、打ち崩すことは容易ではないと予想された。しかし初回、今日1番に起用された新美が相手の失策で出塁すると3番の下山悠介(商3・慶應)も安打で続き1死一、三塁。このチャンスに4番・正木が左翼への犠飛を放ち先制に成功すると、5番・福井も中堅への適時打を放ち幸先良く2点の先制に成功した。

慶大の先発はリーグ戦でベストナインを獲得した増居。球速以上に力のある直球を武器に初回は無失点に抑えるも2回。2死から7番・佐藤海都(国3・市立尼崎)に甘く入った直球を左翼スタンドまで運ばれ1点差とされる。3回は三者凡退で抑えたが、4回にも先頭の3番・大谷優斗(法4・大社)に初球を強振され再び被弾。同点に追いつかれてしまう。

2回以降、立ち直った黒原からなかなかチャンスを作れない慶大打線だったが、同点に追いつかれた直後の5回。四球と安打で1死満塁のチャンスを作ると打席には4番・正木。相手バッテリーが厳しい内角攻めを試みた結果、押し出し死球で勝ち越しに成功する。

全日本大学野球選手権2021

【ハイライト】関西学院大学 vs. 慶應義塾大学

続く福井も右翼への犠飛を放ち、2点差とした。6回には関学大の2番手・苅部祥太朗(経4・川越東)から先頭の橋本典之(環4・出雲)が三塁打を放ちチャンスを迎えると、新美の打球は中堅へ。飛距離十分の犠飛となり、貴重な追加点を挙げた。今大会スタメン起用が続く新美は2回戦に続き2戦連続で打点を記録した。

リードを貰った増居は3回以外毎回走者を背負う苦しい投球が続くも、勝負どころで三振を奪う力投を披露。5-2で迎えた7回には2死三塁から適時二塁打を許し1点を返されたが、後続を打ち取り最少失点で乗り切った。増居は7回3失点と試合を作り、先発の役割を十分に果たした。

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8回からは守護神・橋本達が登板する。当たっている先頭の大谷に安打を許すものの、その後は出塁を許さずこの回を抑える。9回も橋本達は続投し逃げ切りを図るが、関学打線も執念を見せる。安打と四球で2死ながら一、二塁のピンチを招くも、最後は2番・大石哲平(総4・静岡)を中飛に抑え5-3で勝利。3年ぶりのベスト4進出を果たした。

5-3というスコアは、奇しくも第1回大会の決勝と同じスコア。伝統のある両校のプライドがぶつかった一戦は、終始緊張感のある好ゲームとなった。適時打1本ながら効果的な攻撃で5点を奪った慶大打線。初戦では当たりのなかった中軸が打点を挙げるなど、調子は上向きだ。

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中1日置いて行われる準決勝の相手は、関甲新学生野球連盟代表の上武大学。準々決勝の東京農業大学北海道オホーツク戦で11点を取った打線は脅威だ。特に主砲のブライト健太(ビジ4・葛飾野)は今大会ここまで2本の本塁打を放つなど絶好調。

投手陣は細心の注意が求められる。投手では153キロ右腕・加藤泰靖(ビジ3・志學館)の先発が予想される。1回戦では西日本工業大相手に完封しており、簡単には打ち崩せないだろう。

より一層厳しい戦いとなると思われる準決勝だが、今日のような高い集中力で望めば勝機は見えてくる。3年前を超え、全国制覇へ。次戦も絶対に負けられない。

文/写真:國本葉月(慶應スポーツ新聞会)

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