
山陰中央テレビ
安来市の小学校で、子どもたちがごみの削減について考える出前授業が行われました。
生ごみをたい肥に変える菌の働きについて学びました。
児童:
「(いいにおいする?)良いにおいはしない…」
児童:
「納豆の匂いめちゃくちゃする」
児童:
「おえっ、臭い」
子どもたちが鼻を近づけているのは「菌」が培養されている皿。
ヨーグルトでおなじみの乳酸菌や、枯れ草や土などにすむ枯草菌など、私たちの身近なところにいる菌です。
培養され、それぞれ独特のにおいを出しています。
安来市の比田小学校で行われた出前授業。
3年生から6年生までの児童16人が、菌の働きで廃棄された食品をたい肥に変える技術を持つ東京の飲料メーカーの社員と一緒に、「生ごみのリサイクル」について考えます。
講師:
「すごいことになります」
児童たち:「うわあぁぁぁ。ミミズみたい」
今度は顕微鏡を使って先ほどの菌を観察します。
菌ごとに形や動きが異なることに気付いた子どもたちから歓声が上がりました。
そして…。
児童:
「においする?うん、なんか大根の匂い」
児童:
「土だ」
菌の働きでできた「たい肥」。その強烈なにおいに驚きの表情です。
講師:
「野菜が微生物の力でこんな形まで変わっていきます。たい肥です。菌の力ってすごいですよね」
生ごみが、野菜を育てる肥料に変身したことを知り、子どもたちは、ますます驚いた様子でした。
児童:
「菌が僕たちの暮らしを良くしているんだなと思った」
児童:
「菌は悪い菌もいるが、良い菌は地球を支えてくれるから、だから良い菌のおかげで地球の人は生きていると思った」
授業を通じて、子どもたちはごみを減らすこと、ごみを出さないことの大切さに気付いたようです。