韓国人選手のマナー違反が問題視... 過去にもあったゴルフ界の“許されざる”愚行

韓国人選手のマナー違反が問題視... 過去にもあったゴルフ界の“許されざる”愚行

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  • 更新日:2021/05/03
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マスターズでのマナー違反が話題となったキム・シウ(写真/gettyimages)

コロナ禍で開催された今年のマスターズは、松山英樹のアジア勢初優勝という快挙で幕を閉じたが、一方で同じアジア勢が違う話題でメディアに取り上げられてしまう行為があった。

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現地時間9日のマスターズ2日目、米ツアー3勝を誇るキム・シウ(韓)は、14番で3パットし持っていたパターを地面にドスンと突き刺すように叩き、これでパターは破壊。これ以降、キムはパットを3番ウッドでプレーする羽目になった。この映像が流れると、SNSではキムに対する非難が殺到。「子供達への悪い例」「恥ずかしい」など厳しいコメントが相次ぐ事態となった。

ゴルフは“紳士のスポーツ”と言われる。もちろん、多くのゴルファーは、ルールはもちろん、マナーやモラルを守りゴルフを楽しんでいることだろう。しかし、ゴルフはプレーそのものが難しいスポーツの一つで、上手くプレーできずストレスが溜まることの方がほとんど。アマチュアゴルファーなら、よくご存知のはずだ。

当然、ツアーでプレーするプロもミスはする。しかも一打一打に生活がかかっており、その重みはアマチュアの我々とは違うはずで、時に感情的になりキムのような行為に及ぶこともあるだろう。

そこで、今回はトッププロたちの“激おこぷんぷん”シーンをいくつか振り返ってみたいと思う。これから取り上げられるプロのみなさん、決してディスりではないのでご容赦のほど。

近々では、現地4月18日まで開催されていた米ツアー、RBCヘリテイジでの出来事。2日目の最終ホールをプレーしていたカン・スンフン(韓)は、約2mのパーパットを外すと、そのままパターを放り投げて一回転させたと思ったら、落ちてきたパターを左足でキック。蹴られたパターはそのままグリーンサイドのブッシュまで飛んでしまい、自ら取りに行く醜態となった。

この行為に米メディアは「おっと、それはドロップキックだ」とし、記事の書き出しを「カン・スンフンのパットは1mオーバーで、パターは5mオーバー」で始めるなど皮肉混じりに非難。紳士のスポーツとは真逆を行く行動を取ってしまった。カンはそれまで3連続バーディだっただけに、その日のラウンドの締めくくりがボギーとなったことでキレたのだろうが、これはいただけない行為だったことは間違いない。

キレるといえば、セルヒオ・ガルシア(スペイン)を語らないわけにはいかない。10代から世界の舞台で活躍し、当時から感情ムキ出しのプレーで人気を集めていたが、近年は大人になったせいか落ち着いてプレーしていたが、それでもブチ切れしたシーンがあった。

2019年欧州ツアーのサウジ・インターナショナル、ガルシアは故意にグリーンを最低5回傷つけたとして3日目に失格となったが、その前日の愚行も問題だった。ツイッターに投稿された動画は、ガルシアがバンカーでキレまくっているシーン。4番パー5でグリーン手前のバンカーにつかまると、バンカーショットが寄らずプツン。ウェッジをバンカーに1回!2回!3回!と叩きつけ、最後は砂を足で蹴り上げたのだ。

短気で知られるガルシアは、2011年のタイゴルフ選手権でティーショットをミスすると、そのままクラブを推定数十ヤード放り投げ、クラブを“池ポチャ”させたこともあったし、ルーキーシーズンにはミスショットで怒り心頭になると何故かシューズを脱ぎ投げ捨てたこともある。また2007年にはカップに向かって唾を吐き……、とにかくガルシアはツアーNo.1の“キレキャラ”なのだ。

メジャー4勝でもキレるプロはいる。ロリー・マキロイ(北アイルランド)は、昨年のZOZOチャンピオンシップ初日の最終ホールでティーショットを右に曲げると、第2打でフェアウェイに戻した。そしてグリーンまで140ヤードを残した第3打を右のラフに打ち込むと、歩きながらクラブを破壊。シャフトを自ら真っ二つに折り、そのホールをボギーとしてホールアウトした。

一見、温厚そうに見えるマキロイだが、クラブを池に投げ捨てた“過去”もあるなど、キレているのはショットだけではない様子。マキロイに憧れているジュニアたちのためにも、こうした行為はほどほどにしておいた方が良いだろう。

温厚キャラのブチギレといえば、最後にブライアン・ワッツ(米)の行為を紹介しておこう。ワッツは90年代を中心に国内ツアーで活躍し98年の全英オープンでは単独2位となったプロだが、そんなワッツにも信じがたい愚行があった。

「事件」が起きたのは、メジャー制覇まであと一歩に迫った全英オープンと同じ年に開催されたフジサンケイクラシックだ。2日目13番のグリーン近くまで進むと、ワッツはなぜかそこから海に向かって故意にショットしOB。目を疑うようなプレーに対して「ゴルフの理念に反する行為」とツアーでも大きな話題となったのだ。

ワッツはそこまで2オーバーだったが、この13番をトリプルボギーとすると、続く14番でボギー、15番はダブルボギーとし8オーバーでホールアウト。どんな衝動に駆られたのかは不明だが、カップを目指すのではなく、自ら海に打ち込むなど前代未聞の醜態と言える。

我々アマチュアはもちろん、いつも想像を絶するプレッシャーの中でプレーしているプロも人間。イライラが募ったりすれば、モノや周囲に当たりたくなることもあるだろう。それでも、ロールモデルとなるべきプロアスリートとして、今回ご紹介したような行為は言語道断だ。そして、私たちも彼らのプレーをお手本にしつつも、こうした行為を反面教師として、今後もゴルフを楽しめればと思う。

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