潜在眼球症候群の21歳女性、7度の手術で視力を得られずも「より人間らしい顔になりたい」前を向き続ける(南ア)

潜在眼球症候群の21歳女性、7度の手術で視力を得られずも「より人間らしい顔になりたい」前を向き続ける(南ア)

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  • 更新日:2020/11/20
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南アフリカのケープタウンに住むイントル・ンクァィさん(Intle Nqayi)は生まれながら瞼がなく、目は皮膚で覆われている。これは潜在眼球症候群(Cryptophthalmos Syndrome)と呼ばれ、イントルさんはサングラスをかけておしゃれな姿でポーズを取っても、その自分の姿を見ることはできない。「人間らしい顔になりたい」と願うこの女性の前向きな姿勢に、多くの人が心を打たれている。『News24』が伝えた。

イントルさんの存在が世間に知られたのは、彼女の弟がきっかけだった。弟は南アフリカのアパルトヘイト後に開かれた真実和解委員会に関する映画『In My Country』(2004年公開)で牧童役に抜擢された。その際に姉であるイントルさんのことが雑誌で取り上げられ、彼女の生い立ちに心を動かされた人々が目の手術費用のため資金を募る活動を行った。集まった資金によって4歳だったイントルさんは、最初の手術を受けるためケープタウンからヨハネスブルグへ飛んだ。イントルさんの母親は目を覆っている皮膚がなければ、目が見えるようになるとずっと信じていた。当時の医師たちも、暗いものと明るいものの区別はつくだろうと望んでいた。しかし目が見えることはなく、合計7度もの手術を経てもなおイントルさんが視力を手にすることは叶わなかった。

だがイントルさんは、「今まで行ったどの手術も後悔していない」ときっぱりと言い切っている。母親は娘がこの世界を目にすることを切望していたが、イントルさんは現実を受け止めるようになっていた。

医師によると今後、瞼を覆っている皮膚を切除し、口の粘液を利用して瞼を作ることは可能だが、より大きく瞼を開いて眉毛の下に骨を作るためにさらなる手術が必要になるとのことだ。現在21歳のイントルさんは、「目が見えなくても、より人間らしい顔になるために手術を受けたい。できることなら眉毛も瞼も作りたい」と手術に前向きな姿勢を見せている。

画像は『News24 2020年11月6日付「Young Cape Town woman born without eyelids now wants lashes and brows」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 FLYNN)

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