秋田県大仙市太田町横沢地区の伝統野菜「横沢曲がりねぎ」を育てる授業が、26日に地元の小学校で開かれ、児童が農家の手ほどきを受けながら苗を植えた。
「ネギ、がんばって育てよ!」と声をかける児童たち。
大仙市太田町の太田南小学校では、地元の横沢地区に江戸時代から伝わる伝統野菜「横沢曲がりねぎ」について、児童が苗植えや収穫を通じて学習している。
「横沢曲がりねぎ」は、引き抜いたネギを曲げながら寝かせるように植え替えて、2年ほど育てる。普通のネギよりも柔らかく、甘みが増すのが特徴。
現在の生産農家は、かつての50戸に対し2戸だけで、貴重な野菜として受け継がれている。
26日は、3・4年生27人が、地元のネギ農家に教えてもらいながら、種の入った部分を摘み取り、苗を丁寧に植えた。
児童は「難しかったけど、頑張った。かつ丼とラーメンと、からあげの上に乗せて食べたい」と話していた。
児童たちは10月に収穫作業に参加し、なべっこ行事で「横沢曲がりねぎ」を味わう。