「辺野古移設断念を」賛同署名2.4万筆 ハンストの大学院生が会見

「辺野古移設断念を」賛同署名2.4万筆 ハンストの大学院生が会見

  • 毎日新聞
  • 更新日:2022/05/13
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13日の記者会見までに2万4250人の賛同を得たことを発表した元山仁士郎さん=東京都千代田区の日本外国特派員協会で2022年5月13日午前11時15分、佐野格撮影

米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古への県内移設断念などを求めて、首相官邸前などでハンガーストライキ(ハンスト)を実施している一橋大大学院生の元山仁士郎さん(30)=宜野湾市出身=が13日、東京・日本外国特派員協会で記者会見した。元山さんは、辺野古移設断念など日本政府への要望に賛同する署名が2万4000筆以上集まったことを明らかにし「このまま復帰50年をお祝いしていいのか、という思いに多くの人が共感してくれた。もっともっと集めて、日本政府に届けたい」と語った。

基地問題は忘れられたのか 官邸前でハンスト

元山さんは15日に沖縄が日本本土復帰50年を迎えるのを前に、9日から首相官邸前や自民党本部前などに座り込み、絶食で抗議を続けている。日本政府に求めているのは、辺野古移設の即時断念▽普天間飛行場の数年以内の運用停止▽日米地位協定の運用にかかるすべての日米合意の公開と、民主的な議論を経た見直し――の計3点。14日まで東京都内でハンストを続け、15日は復帰50年の記念式典が開かれる宜野湾市の会場近くで実施する予定だ。

ハンストによる抗議活動について、SNSでは「誰に向けたパフォーマンスなのか」などと中傷する声も寄せられているが、元山さんは会見で「なぜこの復帰50年のタイミングで、ハンストをやらざるを得ない状況があるのかを一番に考えてほしい。私に対して『無駄だ』と言うのではなく、日本の人たちがこの50年で沖縄とどう向き合ってきたのかを考える機会になってほしい」と訴えた。

沖縄が抱える基地問題の解決については「辺野古について自分事として考えてほしいと日本各地で訴えているがなかなか改善されていない。アファーマティブ・アクション(積極的差別是正措置)のように、沖縄に基地が集中している状況を法制度で減らしていくなど、制度的に解消せざるを得ない状況ではないか」と指摘した。【佐野格】

毎日新聞

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