<新興国eye>前週のブラジル株、国営石油ペトロブラスが下げを主導し、続落=BRICs市況

<新興国eye>前週のブラジル株、国営石油ペトロブラスが下げを主導し、続落=BRICs市況

  • モーニングスター
  • 更新日:2021/02/22
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前週(17-19日)のブラジル株式市場は19日のボベスパ指数が前日比0.64%安の11万8430.5、週間ベースでも12日終値比0.84%安となり、続落した。週明け15日から16日までは「カーニバル」の祝日のため、休場だった。

取引が再開された17日の指数は3営業日続伸した。政府の新型コロナ関連の追加緊急支援やそれに伴う財政負担の急増、さらにはワクチン接種の動向を慎重に見守る展開となったが、海外からの投資資金の流入が続いていることが支援材料となった。

18日は反落し、週末19日も値を下げ、続落した。

18日は、足元の相場上昇による高値警戒感や、海外市場の軟調、原油先物価格の下落が嫌気され、利益確定売り優勢に。

19日は、ブラジル国営石油大手ペトロブラスがガソリンやディーゼル油、LPG(液化石油ガス)の値上げを発表していたことについて、ボルソナロ大統領が、「今後、数日中にペトロブラスに何かが起こる」と警告したことを受け、最悪の場合、同社のロベルト・カステッロ・ブランコ総裁が解任されるとの憶測が広がり、ペトロブラスが売られ、指数の下げを主導した。ボルソナロ大統領は、景気支援のため、3月1日から家庭用ガスとディーゼルの燃料税の税率をゼロに引き下げる方針を発表したばかり。また、ペトロブラスの原燃料値上げをめぐり、全国のトラック運転手の労組が値上げ反対を表明している。

今週(22-26日)の株式市場は、新型コロナ感染拡大やワクチン接種の動向に加え、新型コロナ関連の政府の追加緊急支援や財政健全化問題、米国の追加景気対策、米中関係、欧米やアジアの市場動向、原油などの国際商品相場の動向などが注目される。主な経済指標の発表予定は24日の2月ジェトゥリオ・バルガス財団(FGV)消費者信頼感指数と2月中旬時点のIPCA(拡大消費者物価指数)、1月経常収支、25日の2月IGP-MIインフレ指数、26日の1月財政収支など。

(イメージ写真提供:123RF)

増谷 栄一

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