LOUDNESS、35周年記念東京公演で“劇的変化とメタルへのこだわり”

LOUDNESS、35周年記念東京公演で“劇的変化とメタルへのこだわり”

  • BARKS
  • 更新日:2016/11/30
No image

LOUDNESSのデビュー35周年を記念する東名阪ツアー<35th Anniversary Year Special Live“SAMSARA FLIGHT”>が11月21日、名古屋DIAMOND HALLからスタートした。ライヴ2本目にあたる11月28日のZepp DiverCity Tokyo公演をレポートしよう。

◆LOUDNESS 画像

開演前のステージセットから、オールドファンをすでに刺激していた。なにしろ両サイドには、3rd『魔界典章〜THE LAW OF DEVIL’S LAND』のロゴをデザインしたスカル。そして上方には2nd『戦慄の奇蹟〜DEVIL SOLDIER』のジャケットにもなっているスカルだ。

初期からのファンなら、メタルキッズ時代だったあの頃の自分も蘇り、気持ちは熱くなるってもの。そのDEVIL SOLDIERのスカルが目を光らせたのは、19時をちょっと回ったとき。SEとして流れ始めた「Nourishment of the Mind」のベースラインに合わせ、両目が点滅。キッズに戻ったファンのすさまじい歓声が巻き起こった。

No image

赤いライトを背中から浴びた高崎 晃が、あのコードを響かせ始め、今度は恐竜の雄叫びのような轟音をとどろかせる。ファンの熱狂にさらに拍車を掛けながら、デビュー作『誕生前夜〜THE BIRTHDAY EVE』のオープニングナンバー「LOUDNESS」でライブへ突入。恐らく会場に集まったファンの8割以上は、当時、必死にコピーに勤しんだはず。ある者はギターやドラムをプレイするがごとく腕を動かし、またある者は二井原 実と共に叫び歌う。そして日本の本格的メタルバンドの誕生に狂喜乱舞した35年前の思い出も重ねあわせ、コブシを振り上げ続ける。その熱気はステージのメンバーを煽り立て、さらに気迫のこもったプレイが4人から生まれていく。

このライヴは、LOUDNESSの誕生から現在までを時間軸に沿って展開する、まさに35年のヒストリーを凝縮したもの。初期3枚からの曲を経て、次は「CRAZY NIGHTS」をはじめとする世界進出後のセクションへと展開。しかし35年の歩みの中で、LOUDNESSにも様々なことがあった。ヴォーカリストの解雇やメンバー脱退、同時に起こるサウンドスタイルの劇的な変化。鈴木“あんぱん”政行のドラムソロ後に突入した、1992〜2000年の第三期と第四期セクションはこのライヴならではの趣向だろう。

No image

特に“インド三部作”などとも呼ばれていた第四期のBUDDHA ROCK時代は、すっかり封印されたと思われていたから、レア中のレア。鈴木と山下昌良がねっとりとしたグルーヴを作り、高崎が空間を歪ませるような音階を響かせて始まったのが、『GHETTO MACHINE』からの「LOVE AND HATE」だった。二井原のヴォーカルにもエフェクトが掛かり、怪しさたっぷり。メンバーは自らがフィーリングのまま作る音の世界に陶酔していった。さらに続いた『ENGINE』からの「ASYLUM」は、山下と高崎の掛け合いリフやグラデーションのように変化する曲展開が、実に刺激的。フォーマットをブチ壊したロックがここにある。LOUDNESSでありながら、全く違ったアプローチをメンバー自身、プレイすることを楽しんでいるようだ。

「大丈夫ですか!」

二井原が突然、問いかけた。ライヴ序盤のような激しい反応から一転、聴き入るように身を委ねていたオーディエンスが拳を上げる。そして、「いよいよ時代は2000年に入ります。LOUDNESSはオリジナルメンバーに戻りまして」と解説する二井原。ここからは、一時は距離を置いていたファンにとってもおなじみのLOUDNESSが復活。「THE WINDS OF VICTORY」といった第五期からのナンバー、そして鈴木が正式加入後の第六期からは最新オリジナルアルバム『THE SUN WILL RISE AGAIN〜撃魂霊刀』からのナンバーを次々に披露した。アンコールを締めくくったのはもちろん「S.D.I.」。熱いカオスを客席に作り出しながらライヴはエンディングを迎えた。

No image

2時間半弱で一気に走り抜けた35年間。ハードロックやメタルへのこだわりを貫きながら、時期ごとに変化していくアプローチの数々には改めて驚かされた。枯渇することのない音楽的欲求の塊のバンド、それがLOUDNESSでもある。

なお、このツアーの大阪公演は12月1日にZepp Nambaで行なわれる。また12月29日には東京EXシアター六本木で行なわれる<Rock Beats Cancer FES Vol.5>へ出演。そして12月30日には東京EXシアター六本木で、『SAMSARA FLIGHT〜輪廻飛翔〜』の“Disc2 ファンが選んだオールタイムベスト”の17曲を全曲披露する<We are the LOUDNESS>公演開催が決定している。

No image

取材・文◎長谷川幸信

撮影◎Shigeyuki Ushizawa

<LOUDNESS 35th Anniversary Year Special Live “SAMSARA FLIGHT”>

12月1日(木) 大阪 ZEPPなんば

OPEN/START 18:00/19:00

指定席¥8,500/前方プレミアムシート¥10,000※記念品付 (各税込/全席指定/1drink別)

チケット発売日 :8/27(土)〜

(問)キョードーインフォメーション 0570-200-888

■35周年企画第15弾『LOUDNESS BUDDHA ROCK 1997-1999』

2016年11月2日(水)発売

BMCD-1001 ¥7,000(+税)

※BOXセット(4枚組)

▼DISC1 CD『GHETTO MACHINE』 (2016 Digital Remaster)

※12th original album released on 5 Jul, 1997

01. GHETTO MACHINE

02. SLAVE

03. EVIL ECSTASY

04. SAN FRANCISCO

05. LOVE AND HATE

06. CREATURES

07. KATMANDU FLY

08. HYPNOTIZED

09. DEAD MAN WALKING

10. JASMINE SKY

11. WONDER MAN

▼DISC2 CD『DRAGON』 (2016 Digital Remaster)

※13th original album released on 5 Aug, 1998

01. 9 MILES HIGH

02. DOGSHIT

03. WICKED WITCHES

04. CRAZY GO-GO

05. VOODOO VOICES

06. 回想

07. BABYLON

08. CRAWL

09. FORBIDDEN LOVE

10. MIRROR BALL

11. TAJ MAHAL

12. NIGHTCREEPERS

▼DISC3 CD『ENGINE』 (2016 Digital Remaster)

※14th original album released on 7 Jul, 1999

01. SOUL TONE

02. BUG KILLER

03. Black Biohazard

04. TWIST OF CHAIN

05. BAD DATE / NOTHIN' I CAN DO

06. APOCALYPSE

07. ACE IN THE HOLE

08. SWEET DREAMS

09. ASYLUM

10. BURNING EYE BALLS

11. JUNK HIS HEAD

12. 2008(CANDRA 月天)

13. COMING HOME

▼DISC4 DVD MUSIC CLIPS(2016 Digital Remaster)

01. GHETTO MACHINE <full size>from『GHETTO MACHINE』

02. EVIL ECSTASY <short size>from『GHETTO MACHINE』

03. SAN FRANCISCO <short size>from『GHETTO MACHINE』

04. CREATURES <short size>from『GHETTO MACHINE』

05. KATMANDU FLY <full size>from『GHETTO MACHINE』

06. DOGSHIT <full size>from『DRAGON』

07. CRAZY GO-GO <full size>from『DRAGON』

08. Black Biohazard <full size>from『ENGINE』

target="_blank">◆LOUDNESS オフィシャルサイト

No image

この記事をお届けした
グノシーの最新ニュース情報を、

でも最新ニュース情報をお届けしています。

外部リンク

音楽カテゴリの人気記事

グノシーで話題の記事を読もう!
港カヲル初ソロ作に松尾スズキ作詞曲、コンサートには綾小路翔が出演
名刺代わりのアルバム 清塚信也 (ピアニスト・俳優・作曲家)
宇多田ヒカル、ネットイベント<30代はほどほど。>で初生パフォーマンス披露
ピコ太郎は何位?2016年のYouTube動画グローバルランキング
ピコ太郎とMC Hammerの共通点!? リバイバル到来、 90s’ Party Music Everybody Listen Now! 90s’ Party Music
  • このエントリーをはてなブックマークに追加