海外メディアも日本の番狂わせを続々報道「感動火花」「評論家の度肝抜く」

海外メディアも日本の番狂わせを続々報道「感動火花」「評論家の度肝抜く」

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  • 更新日:2018/06/21
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海外メディアも日本の番狂わせを続々報道。注目を浴びたのは決勝ヘッドを決めた大迫(右)だった(写真・ロイター/アフロ)

FIFAランキング61位の日本がワールドカップグループHの初戦で同16位の格上のコロンビアを2-1で下す大番狂わせを演じた。45位をひっくり返すジャイアントキリングを海外メディアも一斉に報道した。

欧州をカバーするスカイスポーツは、「日本が大迫勇也のヘディング弾で10人のコロンビアから感動的な初戦勝利を決めた」と報じた。
「日本は後半に試合を支配、コロンビアのGKダビド・オスピナが好セーブを2度強いられた後、大迫が73分に決勝のヘディング弾を決め、ベンチと、モルドヴィア・アリーナのスタンドに大きな感動の火花が散った」と試合をレポート。2日前に震度6の大地震が大阪を襲ったことに触れ「日本の初戦は、3人(現在5人)の死者が出て200人以上のけが人を出した大阪の大地震という暗い背景を受けて行われた。だが、西野朗監督のチームは、勇気づける結果を見せた。ノックアウトステージ進出へ向けて希望に満ちている」と伝えた。
この試合で日本がマークした記録についても「日本はアジアのチームとしてワールドカップで初めて南米チームを破った(18試合で1勝3分け14敗)」、「ワールドカップで1974年大会以来、初めて南米の4チーム以上が初戦勝利を逃した」、「本田圭佑がワールドカップの3大会でアシストを記録した初のアジア選手となった」と連記した。

英のインディペンデント紙は「審判は仕事をこなしてビデオ判定は必要とせず、ハメス・ロドリゲスの途中起用のギャンブルは失敗、日本は評論家の度肝を抜く」との見出しで「日本が、試合開始早くからの数的有利を生かし、グループHをこじ開け、2018年ワールドカップで、また大きな番狂わせを起こした」と伝えた。

記事は、試合の焦点のひとつとしてホセ・ぺケルマン監督が、体調不良でスタメンを外したエース、ハメス・ロドリゲスを後半に投入したギャンブルが機能しなかった采配を批判した。

「1-1の同点の局面で、ぺケルマン監督は賭けに出た。得点を挙げたキンテロに代えて明らかにフィットしていないロドリゲスを投入した。ボールを日本に支配されていたコロンビアにとって、この采配は不可解で、すぐ後に決勝弾を許すことになった。ロドリゲスにもゴール前でチャンスが訪れたが、ほんの一瞬だが、ボールを持ち過ぎたことで、守備の接近を許し、至近距離からのシュートはクロスバーの上にそれた。ぺケルマン監督は、キンテロを下げたことを後悔したのかもしれない」

一方、日本では同点FKを許したGK川島永嗣について「川島は再び日本の負担となる」と厳しく指摘した。「日本にとってデジャブのようだった。4年前、日本はコートジボワールにリードをしていながら、わずか3分間で2ゴールを許した。その2点目は、川島がジェルヴィーニョのヘディングシュートで体の下を抜かれてゴールが決まったもの。今回はコロンビアの番だった。フアン・キンテロの前半終了間際の壁の下を通したフリーキックは賢明なものだったが、大会においては厳しく放たれたシュートとは言えず、本来であればセーブされるべきものだった」と、川島のミスだと断罪した。

ただ「日本について、これまで聞いていたことを信じてはいけない」と、戦前の下馬評から一変した試合内容は絶賛した。
「ワールドカップが始まる直前にハリルホジッチ監督が解雇され、今大会に向かう中で、ぞんざいに書かれてきた選手たちは、まるで別チームだった。日本は大変面白いチームだった」
そして、「試合の大半を10人相手に戦ったとはいえ、それ以上に良いチームだろうとわかるプレーの側面が見られた。大迫はリードを奪う前にエリアに向け2つの大きな走りを見せ、香川は、終始生き生きとしていた。試合開始時点で油断していたコロンビアの守備陣を捕まえようとした動きは賢いプレーだった。もはやポーランドやセネガル相手に(日本が負けるという)結果を決めつけてはいけない」と日本を評価した。

またグループHの1、2位チームは、イングランドのいるグループGの1、2位とベスト8をかけた決勝トーナメントの一回戦で対戦するが、「この結果は、グループHを揺らした。(1位通過が)安泰とされていたコロンビアは、イングランドがグループG を2位で通過すれば16強で顔を合わせると考えられてきた。だが、今グループHは混戦となり、イングランドの相手が、日本、セネガル、ポーランドとなる可能性が出てきた」という見解まで示した。

同じく英のデイリー・メール紙も「大迫が、カルロス・サンチェスが前半3分にハンドで退場となった後、10人で抵抗したコロンビアを打ち砕く勝利のヘディング弾」との見出しで報じた。
日本が、4年前のブラジル大会のグループリーグの第3戦で1-4でコロンビアに完敗していたことを引き合いに出して「4年前に喫した敗戦から胸のすくリベンジを果たした」と表現した。

ミラー紙も「香川と大迫が10人で戦った南米チームを沈める」との見出しで「コロンビアのカルロス・サンチェスは、2018年のワールドカップで最初の退場選手となり、日本はサランスクで愉快な2-1の勝利を手に入れた」と続けた。

高級紙であるガーディアン紙は「大迫が日本のために10人のコロンビアから驚きの勝利をつかむ」との見出しで初戦での日本の勝利を伝えた。

試合の明暗については、「コロンビアの人数的な不利は、前半の時間帯ではそれほど見受けられなかったが、ハーフタイム後には異なる展開となった。もしかしたらキンテロの同点ゴールで刺激された日本がより攻撃的な野心を持ってプレーし始めたのかもしれない。大迫は体を使ってコロンビアのエリアで穴のあったダビンソン・サンチェスの回りを動いた。それをアーセナルのゴールキーパーのオスピナがセーブ、3分後にも乾のシュートを素晴らしい守りで防いだ。コロンビアはしがみついた。酒井宏樹のシュートもポストの反対側にそれたが、本田圭佑のコーナーキックから大迫が、サンティアゴ・アリアスの上からヘディングを決めてリードを奪った。(試合開始から)ちょうど1時間が経つ前にキンテロに代わりに投入されていたロドリゲスが同点を狙ったが、この試合は開始3分からコロンビアの一日とはならなかったようだ」と分析した。

米のタイム誌は、「この感情的な選手よりも日本の勝利に熱狂した人はいないだろう」との表現で2-1とするヘディングシュートを決めた大迫を絶賛した。

「日本は、コロンビアから驚きの勝利を挙げ、2018年のワールドカップをスタートさせた。この勝利の勝因は、ゴールを挙げたときに見せたスター選手の反応を見ればわかる。サッカーにおいて勝利は、一つの大事な出来事だが、それに向けては、選手が(ゴールを挙げ)歓喜を示すことが助けとなる。火曜日の試合における、その選手は、日本のフォワードの大迫だった」

さらに「ありがたいことに、フォトグラファーたちは大迫と、ゴールを祝うミッドフィールダーの柴崎岳の姿を写真に収めることができた。この瞬間には、純粋な喜びと世界中の歓喜が体現されていた。空中に飛び上がった(大迫の)姿は、すべての人の心に伝わった」と、大迫の歓喜の姿をクローズアップした。
「日本はワールドカップ6大会連続出場にして興奮の勝利をつかんだが、逆にコロンビアは、仕事が増え、ポーランドとセネガルに対して彼らを倒さねばならなくなった」と、日本の大金星でグループHが混戦状態になったことを伝えた。

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