阪神・狩野が今季限りで引退...代打の切り札、若手台頭で2軍暮らし続き決断

阪神・狩野が今季限りで引退...代打の切り札、若手台頭で2軍暮らし続き決断

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  • 更新日:2017/09/17

阪神・狩野恵輔外野手(34)が今季限りで現役を引退することが16日、明らかになった。18日にも球団から正式発表される。前橋工高から2001年にドラフト3位で入団し17年目。強打の捕手として期待されたが、故障とも戦い、ここ数年は代打の切り札を担った。15日に引退会見を行った安藤優也投手(39)に続き、虎党に愛された生え抜き選手がまた一人ユニホームを脱ぐ。

タテジマ一筋17年の男が、そっとバットを置く。度重なるけがに打ち勝ち、虎を支え続けてきた狩野がついに現役生活に別れを告げる。

2001年に前橋工高から阪神入団。07年4月20日の巨人戦(甲子園)で、プロ初安打&打点をサヨナラ打で飾り、強烈に虎党の記憶に残る活躍をスタートさせた。09年は127試合に出場。うち122試合に捕手として出場し、打率・262、5本塁打、35打点、さらに10盗塁とスケールの大きさを見せつけた。だがそこからは、けがとの闘いだった。

椎間板ヘルニアと、その再発に泣いた。11年から外野手登録となり、12年オフから13年夏にかけては育成選手として背番号「120」となった。それでも、何度でもはい上がってくる狩野を、虎党みんなが待っていた。

17年目となった今季は開幕1軍入りも直後に降格。8月26日に再昇格したが、ここまで出場5試合で5打数無安打。快音を響かせることなく、9月4日に出場選手登録を抹消された。勝負強さを期待されたが、頼もしくなってきた後輩らの台頭にも押された。2軍暮らしが長く続く中で、ついにユニホームを脱ぐ覚悟を決めた。誰よりチームを思う男の、男らしい決断だった。

選手会長として臨んだ今季は「他の球団をみても、ベンチを飛び出すぐらい盛り上がっている。そういうのがあってもいい。1人でもボーッとしないように。(阪神は)ちょっとクールなイメージがある」と気持ちを前面に出して戦うことを目指していた。チームは少しずつではあるが、狩野の意志を継ぎ、熱のある集団に変わりつつある。「とにかく優勝したい」とも語っていたが、12年以上叶えられていないその夢は、後輩らに託す。

鳴尾浜で練習に参加したこの日は「何もないよ」と多くを語らなかった。胸に秘めた思いは正式な会見の場でファンへ届けるつもりだ。18日にも正式発表され、引退会見が行われる。

狩野 恵輔(かのう・けいすけ)

外野手。1982(昭和57)年12月17日生まれ、34歳。群馬県出身。前橋工高から2001年D3位で阪神に入団。04年9月22日の広島戦(広島)でプロ初出場。今季は5試合に出場し、打率・000、0本塁打、0打点。通算402試合に出場。打率・255、18本塁打、91打点。1メートル81、86キロ。右投げ右打ち。年俸2800万円。背番号「99」。既婚。

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今季限りで引退することが明らかになった狩野。生え抜き選手がまた一人、タテジマを脱ぐ

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