落合が史上初、所要1場所で十両昇進!「いつか横綱に」 宮城野親方「ほぼないと思っていた」

落合が史上初、所要1場所で十両昇進!「いつか横綱に」 宮城野親方「ほぼないと思っていた」

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  • 更新日:2023/01/25

大相撲初場所で幕下15枚目格付け出しで初土俵を踏み、7戦全勝優勝を飾った落合(19)=宮城野部屋=が25日、3月の春場所(12日初日、エディオンアリーナ大阪)での新十両昇進を決めた。所要1場所での昇進は史上初の快挙。日本相撲協会が同日開いた番付編成会議で発表された。元横綱白鵬で師匠の宮城野親方(37)は28日の引退相撲を前に、念願だったまげ姿で弟子と会見に臨み喜色満面だった。

名実ともに「令和の怪物」が誕生した。落合が所要1場所で関取といわれる新十両へ昇進。史上初、最速での快挙を遂げた。東京・墨田区の宮城野部屋で師匠の宮城野親方とオンライン会見に臨み、堂々と言い切った。

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新十両会見を行った落合と宮城野親方=25日、宮城野部屋

「すごく光栄なこと。幕内で優勝して師匠を泣かせたい。相撲を始めたときから横綱になりたいと思い続けてきた。いつかその夢をかなえたい」

断髪式を28日に控え、悲願だったまげ姿で会見に同席した師匠は「(昇進は)ほぼないと思っていた。まさか、まさかで。これ以上のプレゼントはない。落合に感謝している」と語った。しこ名は当面、本名で通すという。

落合は鳥取城北高時代に2度の「高校横綱」に輝き、昨年9月の全日本実業団選手権も制した。高校卒業後、負傷した肩の完治を待って史上最多の優勝45度を誇る師匠のもとへ弟子入りした。

令和4年7月に部屋を継承した親方にとって、初の関取誕生となり「これからが大変と伝えた。期待や世間の目、いろいろのしかかってくる」と手綱を締める。ざんばら髪にも満たない短髪の落合は「師匠のようにスピード、力、柔軟性を持った力士を目指したい」と口元を引き締めた。

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初場所の落合

協会は「幕下15枚目以内の全勝力士は十両昇進の対象」とした上で、「ただし番付編成の都合による」としている。平成18年夏場所では落合と同じ幕下15枚目格付け出しでデビューした下田(追手風部屋)が7戦全勝優勝しながら、昇進は見送られた。十両から転落する力士数と幕下上位で勝ち越した力士数の兼ね合いで、当時の北の湖理事長(元横綱)は「15枚目」と「15枚目格」の扱いは違うとした。

この日、番付を編成した審判部の親方の一人は「人数の昇降もスムーズにいき、反対意見もなかった。こうした『番付運』は(落合が)持っている運でもある」と明かした。怪物は産声を上げたばかり。宮城野親方は「左四つの型を自分のものにして、型に入った瞬間、会場から拍手が湧くような関取になってほしい」と夢を託した。その願いは、早々にかなうかもしれない。(奥村展也)

▼落合(おちあい) 本名・落合哲也。平成15(2003)年8月22日生まれ、19歳。鳥取・倉吉市出身。鳥取城北高2年の令和2年から2年連続で高校横綱。4年に全日本実業団選手権を制し、同年に宮城野部屋へ入門した。15枚目格付け出しで今年初場所初土俵。得意は突き、押し、左四つ、寄り。179センチ、156キロ。

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