ダービーで打倒エフフォーリアの一番手か。シャフリヤールは「もっとよくなる」

ダービーで打倒エフフォーリアの一番手か。シャフリヤールは「もっとよくなる」

  • Sportiva
  • 更新日:2021/05/02

2021年クラシック候補たち
第18回:シャフリヤール

3歳牡馬クラシック第1弾のGI皐月賞(4月18日/中山・芝2000m)は、2番人気のエフフォーリアが完勝。無傷の4連勝で戴冠を果たし、続くGI日本ダービー(5月30日/東京・芝2400m)に向けては"一強"といった様相にある。

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だが、皐月賞をスキップした面々の中に、虎視眈々と「打倒エフフォーリア」を狙っている馬がいる。栗東トレセンの藤原英昭厩舎に所属するシャフリヤール(牡3歳/父ディープインパクト)である。

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「打倒エフフォーリア」を狙うシャフリヤール

2017年の皐月賞、2019年のGI大阪杯(阪神・芝2000m)を制したアルアインを兄に持つ良血で、デビュー前から注目度の高かった一頭。昨秋のデビュー戦(10月25日/京都・芝1800m)では、1番人気に応えてきっちり勝利を飾った。

そして、2戦目にはすかさず重賞のGIII共同通信杯(2月14日/東京・芝1800m)に挑戦。道中は中団やや後方に位置し、直線に入って大外から末脚を伸ばしたが、先に抜け出して快勝したエフフォーリア、2着ヴィクティファルスには及ばず、3着に終わった。

それでも、キャリア一戦の身としては、まずまずのレースを披露。GI朝日杯フューチュリティS(阪神・芝1600m)2着のステラヴェローチェには先着し、地力の高さを示した。

その後、GIII毎日杯(3月27日/阪神・芝1800m)に出走。最初の1000mが57秒6というハイペースのなか、4番手を追走し、直線では馬群を割って内側から伸びてきた。

ライバルたちとの激しい叩き合いを演じて、最後は大外から強襲してきた1番人気グレートマジシャンとマッチレースを展開。その熾烈な争いもクビ差制して、見事な重賞制覇を遂げた。

圧巻だったのは、1分43秒9という勝ち時計。それは、コースレコードかつ、芝1800mのJRAレコードタイという快記録だった。

その結果を受けて、同馬を管理する藤原調教師の評価も急上昇しているという。関西競馬専門紙のトラックマンがその様子を伝える。

「藤原調教師は、前走を振り返って『あの勝ち時計は、能力がなければ出せないと思う』とコメント。当日の芝の状態がよかったにせよ、レコードタイムについては素直に評価しているようです。

加えて、1800mの距離は『シャフリヤールにとって(短いという意味で)ギリギリ』とのこと。『距離が延びれば、もっとよくなる』と自信を見せていました。『これで、しばらく1800mを使うことはない』とも言って、その距離で勝てた前走によって、同馬の強さを再確認したようです」

名調教師が手応えを感じているシャフリヤール。さらなる伸びしろも十分にあるという。

「シャフリヤールの馬体重は450kgほどで、牡馬としてはコンパクト。そのシルエットからして、『まだまだ体重が増える余地がある』と藤原調教師も話しています。それだけ成長できると踏んでいるようで、『とにかく大きくなってほしい』と繰り返していました」

共同通信杯ではエフフォーリアに完敗したものの、毎日杯をレコード勝ちして一段と成長を遂げたシャフリヤール。日本ダービーという大舞台でのリベンジなるか、注目である。

河合力●文 text by Kawai Chikara

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