皇治が亀田興毅の「4回戦レベル」に反論「舐めるなよっていう気持ちはある」

皇治が亀田興毅の「4回戦レベル」に反論「舐めるなよっていう気持ちはある」

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  • 更新日:2022/08/05
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大阪での「3150Fight」に参戦する皇治(左)と亀田ファウンダー

「『THE MATCH』で全部やっちゃった」

元プロボクシング世界王者の亀田興毅ファウンダーがプロデュースするボクシングイベント「3150(サイコー)FIGHT」(14日、エディオンアリーナ大阪 第1競技場)にキックボクサーの皇治が参戦する。同イベントで皇治は「ABEMA スペシャルマッチ」 by「3150FIGHT」を行う(正式なルールは後日公表)が、皇治に話を聞くと、格闘技界に関する独自の物言いが次々と飛び出した。(取材・文=“Show”大谷泰顕)

現在、猛暑に見舞われている日本列島。しかもまだ年末の声を聞くにはほど遠い段階にありながら、格闘技界にはひとつの大きな山を越え、誤解を恐れずにいえば、やりきった感が漂っている。それは実に7年越しで実現した、格闘技ファン待望の那須川天心VS武尊という物語が「THE MATCH2022」(6月19日、東京ドーム)の開催とともに終結してしまったからに他ならない。

これに関して皇治は「THE MATCHなんかやっている場合じゃない」と独自の見解を示す。その真意は――。

「あれは天心VS武尊だけでよかったじゃないですか。あれは、あの二人がつくった大会じゃないですか。現役の選手がつくった大会に、なんで現役の選手が乗っかるねんって」

皇治はそう言って「THE MATCH」で行われた全16試合のうち、天心VS武尊を除いた15試合に出場した選手への苦言を呈した。さらに皇治は持論を続ける。

「今回、武尊が天心に負けて、K-1のほうが弱いってなったわけです。ならば、次はK-1のチャンピオンが、『俺はRISEなんかに負けてないぞ』と出てきて、次世代の大将同士がやったらオモロいわけですよ。だけど、『THE MATCH』で全部やっちゃったから、これから格闘技ファンは何を楽しみにするのかなと」

皇治は「だから、あそこで一気に見せるべきではなかったと思いますね」との独自の見解を示しながら、「要は(天心と武尊以外の)他の選手は頭悪いんですよ。だからカネを稼げないんですよ」と続け、次にファンが見たいと思っているカードを、「今言われているのは、俺VS芦澤(竜誠)とかじゃないですか?」と述べた。

芦澤は、「THE MATCH」に参戦し、YA-MANとのオープンフィンガーグローブマッチに敗れたK-1ファイターだが、皇治とは、お互いのYouTubeチャンネルでお互いに対する言い分(批判)を激しく展開してきた。たしかに皇治VS芦澤がこの後、どうなっていくのか。その動向に注視している格闘技ファンは少なくないだろう。

「いつでも来いですよ。ただ、勘違いしてほしくないのは、向こうがずっと喧嘩を売ってきてるわけやから、それやったら(RIZINに?)来いよと」

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皇治(右)の相手はヒロキングに決まった

「メイウェザーだけのことを言えば、相手は俺が一番(適任)」

そう言って皇治は芦澤が主戦場とするK-1以外のリングでの対決を主張したが、皇治はその理由を「俺がそうやったからね」と口にした。

皇治は言う。

「結果はどうあれ、俺は武尊にケンカを売って、K-1でやりましたし、天心にケンカを売ってRIZINに来ましたし。だから芦澤がゴチャゴチャしゃべるんやったら、マジで動けよと。YA-MANに負けている場合ちゃうぞと。あ、あの試合の芦澤は弱すぎましたね」

芦澤との対決が、この後、本当に実現に向かうのかはさておき、皇治にはもうひとつ聞いてみたい話があった。

それは9月25日にさいたまスーパーアリーナでの開催が公になった、フロイド・メイウェザーVS朝倉未来に関する見解である。

メイウェザーは、プロボクシング50戦無敗、5階級制覇という前人未到の実績を持つファイターだが、近年は天心やローガン・ポール(米国)など、ボクシングにおける実績の離れた人物とのエキシビションマッチで荒稼ぎをしている状況にある。今回の相手も、格闘家であると同時に、チャンネル登録数260万人を超えるYouTuberの色合いが強い、朝倉未来に白羽の矢が立ったという見方をする関係者も散見されている。

皇治にこの話を振ると、今回の「ABEMAスペシャルマッチ」by「3150FIGHT」と絡めて、まず「そういうことですよ」と話した。

皇治の解釈はこうだ。

「今回の『ABEMAスペシャルマッチ』by『3150FIGHT』で闘う相手は(くじ引きの結果)はんぺん(ヒロキング)になっちゃいましたけど、俺がエキシと言えど、元世界チャンピオンの内山高志のアニキや元東洋太平洋のチャンピオン(渡部あきのり)と拳を交える可能性はあったじゃないですか。なぜかといえばチケットを売るからですよ。未来もそうじゃないですか。なぜ未来が(メイウェザーと)できるのか。それはそういうことなので」

皇治は言う。

「だからそれを嫉妬する時間があるんやったら、それを実力で、全てを超えてみろと。だから俺はメイウェザーと未来は賛成です」

それでも皇治は「まあ、(未来は)相手にならんと思いますけどね」とメイウェザーの勝利を予想したが、皇治の「ABEMAスペシャルマッチ」by「3150FIGHT」の試合同様、そもそもこれは公式戦ではないため、記録上にはカウントされないエキシビションマッチになる。それだけに皇治は「だから結果に関係なく、試合自体は素晴らしいと思いますよ」と口にする。

ならばと、皇治に「その輪の中に入りたくはないのか」と問うと、やはり「メイウェザーとは俺もやりたいですよ」とコメントし、「格闘技って倒すか倒されるかですよ。もちろん倒さないとダメですよ。でもメイウェザーに関してだけ言うと、誰も倒せないですよ。蹴っていいんやったら別かもしれんけど」と話した。

しかも「だけど、メイウェザーだけのことを言えば、俺が一番(適任)ですよ。立っていれば勝ちみたいなところもあるから、ならば俺ですよ。絶対に倒れないですよ、相手がメイウェザーでも」とコメント。さすがは天心が相手でも武尊が相手でも倒されなかった実績を持つだけに、倒れない自信だけはひと一倍強いのか。

「まあ、あのマルコメ(メイウェザーのこと)ね、いつか記者会見だけはやってやろうと思ってますけど」

「ツベコベ言わず、天心に負けた者同士、(武尊は皇治と)やればいいと思うんですよ」

現段階では正式に公になっていないが、未来が自身のYouTubeチャンネルで明かした話によれば、メイウェザーVS未来は、3分3R、契約体重は70キロだとのことだが、これを皇治に当てると、「どうもならへんですよ。何キロでやったって話にならへんですよ。それは未来がどうこうとかじゃなくて、弱いとかじゃなくて、みんな勝てていないんですよ。あのスーパーチャンピオンに。いくら年(45歳)だからって、あの人のリングでやったら、それは無理です。何キロでやってもメイウェザーが有利じゃないですか」と答えた。

さて、ここまでいくつかの質問を交えながら、皇治の考え方を伝えてきたが、やはり格闘技界が「THE MATCH」を起点に、巨大な山を越えてしまったことは否めない。だとすれば、やはり皇治の目から天心VS武尊戦はどう見えたのか。それを確認しておく必要がある。

そんな思いを知ってか知らずか、皇治はたんたんと話し始めた。

「あの試合を実現させたことはリスペクトするし、あれだけの熱を産んで、あれだけの客を入れた二人なので、そこは凄いリスペクトします」

まず皇治は天心と武尊の両者に対し、最大限の敬意をはらった上で、率直な意見を述べた。

「だけど結果に関しては、武尊の完敗でしょう。俺(が天心と闘った時)より完敗なんちゃいます? だからツベコベ言わず、天心に負けた者同士、やればいいと思うんですよ」

そう言って皇治は、かねてから一部メディアで発言している、武尊との再戦をぶち上げた。

「逆に世の中の人に聞きたいんですけど、じゃなかったら、武尊は誰とやるの? って話でね。だったら、俺でいいじゃないですか。まあ、そんな根性もないでしょうけどね、武尊には。落ち込んでますから」

もし武尊との再戦が実現するとしたら、その場合のルールは「MMAで」との主張も展開する。

「それはガチで言っていて、キックでやる意味って武尊にとってはないと思うから。ただ、MMAは俺も素人だし、武尊も素人なので、素人同士でやるっていうのがいいんじゃないですか。俺も因縁がありますし、あいつも俺のこと嫌いと思いますし。ずっと言っているじゃないですか、あいつは『KO、KO』って。その割にそれができてないわけじゃないですか。だったら倒して黙らせてみろと思いますし。俺はもちろんあの時の悔しさは忘れてないので、やり返してやろうと思っていますし」

ちなみに、亀田興毅ファウンダーは、会見の席上、ボクシングにおける皇治の実力を「4回戦レベル」と発言していた。その理由を詳しく亀田興毅ファウンダーに確認したわけではないが、それはおそらく皇治といえど、ボクシングに関わることは甘くない、という趣旨の発言だったことは間違いないだろう。これについて皇治は、「俺はK-1でもタイトルマッチをしてますからね」と話した後、こう続けた。

「舐めるなよっていう気持ちはありますよ。蹴っていいんやったら一撃ですからね。まあ、分からせてやりますよ。まあ、でもボクシング好きですからね、言うても。楽しみですよ」

“Show”大谷泰顕

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