ウォン連日急落、1ドル=1300ウォン目前

ウォン連日急落、1ドル=1300ウォン目前

  • 中央日報日本語版
  • 更新日:2022/06/23
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ウォン。[中央フォト]

急落する韓国証券市場には翼がない。KOSPIとKOSDAQは22日もむなしく崩れた。年初来安値を再び塗り替えた。ウォンの価値も13年ぶりの安値水準まで落ち、1ドル=1300ウォン目前となる1297.30ウォンまでウォン安が進んだ。インフレの懸念がリセッションの懸念にシフトすると韓国市場が最初にぐらついた。韓国市場が「炭鉱のカナリア」になった様相だ。

22日のKOSPIとKOSDAQはいずれも年初来安値を塗り替えた。KOSPIは前日より2.74%(66.12ポイント)下がった2342.81で取引を終えた。2日ぶりに2400ポイントを割った。終値基準で2020年11月2日の2300.16から1年7カ月ぶりの安値水準だ。

KOSDAQは2年前に戻った。KOSDAQ指数は前日より4.03%(31.34ポイント)急落し746.96で引けた。2020年7月2日の742.55から2年ぶりの安値水準だ。前日夜にニューヨーク証券市場の3大指数であるダウ平均が2.15%、S&P500が2.45%、ナスダック指数が2.51%といずれも反騰したが韓国証券市場には遠い国の話にすぎなかった。

◇半導体見通し悪化、外国人「セルコリア」…KOSPI2342に急落

この日KOSPI時価総額上位10銘柄は焦土化した。サムスン電子が1.54%、LGエネルギーソリューションが2.91%、SKハイニックスが3.15%、サムスンバイオロジックスが0.49%、LG化学が2.64%、ネイバーが4.38%、サムスンSDIが6.12%、ヒョンデ(現代自動車)が0.58%、起亜(キア)が1.16%と10社の株価がすべて下がった。サムスン電子とネイバー、カカオなどはまた52週安値を更新した。

株価の自由落下は外国人投資家の「セルコリア」のためだ。この日外国人投資家はKOSPI市場で3204億ウォン、KOSDAQ市場で615億ウォンの売り越しを記録した。機関投資家も下落傾向をあおった。KOSPI市場で845億ウォン、KOSDAQで601億ウォンの株式を売り越した。個人投資家だけ「買い」を継続した。KOSPI市場で3761億ウォン、KOSDAQ市場で1257億ウォンの買い越しを記録した。

韓国証券市場を揺るがすのは近づく景気低迷の恐怖だ。その影響を最も速く受けるのが半導体だ。景気が沈滞して需要が落ち込めばIT企業の半導体需要が最初に減るためだ。市場には数日前から中国をはじめとする世界のサーバー顧客からの半導体注文縮小の噂が広まっていた。

これに加えこの日台湾の市場調査機関であるトレンドフォースが発表した報告書によると、7-9月期のDRAM価格が4-6月期より3~8%、NAND型フラッシュ価格が0~5%下落するだろうという見通しまで出てきた。

キウム証券のハン・ジヨン研究員は「半導体業況が良くないという話が市場に広がりIT企業の割合が大きい国の証券市場が揺れた」と話した。実際にTSMCなど半導体企業が証券市場で大きな割合を占める台湾の加権指数も前日より2.42%下落して取引を終えた。

インフレの懸念がリセッションの懸念にシフトする姿は国際原油価格の流れからもうかがえる。原油供給問題が解決されていない状態で原油価格が下がるのは景気低迷にともなう需要萎縮に原因を求めることができる。21日基準で米ウエスト・テキサス・インターミディエート(WTI)は1バレル=110.65ドルで取引を終えた。

サムスン証券のチョン・ミョンジ投資情報チーム長は「結局景気低迷の懸念が現実化し韓国の株価を引き下げているもの」と話した。メリッツ証券のイ・ジンウ研究員も「製造業と輸出が中心の韓国経済は景気低迷に弱い」と話した。

特に赤信号が灯った輸出は韓国証券市場をさらに押さえ付けている。関税庁によると20日までの輸出は前年比で3.4%減った。4月と5月も赤字を記録した貿易収支が今月も赤字を出す可能性が大きくなった。

チョン氏は「すでに域外市場ではウォン相場が金融危機当時水準の1ドル=1300ウォンを超えた。貿易収支赤字はウォンの下落を誘発するだけに、外国人の売り傾向も強まるほかない」と話した。

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