
神戸連続児童殺傷事件など重大少年事件の記録廃棄問題で、最高裁は25日、調査報告書を公表し、甲府家裁でも事件記録が廃棄されていたことが分かった。
神戸連続児童殺傷事件など重大少年事件の記録廃棄問題で、最高裁は25日、調査報告書を公表し、甲府家裁でも事件記録が廃棄されていたことが分かった。
廃棄されていたのは2002年11月、塩山市(当時)の19歳と18歳の少年が県立高校生2人を暴行し、1人を死亡させた傷害致死事件の記録だ。
家裁は当時、廃棄対象記録を抽出し目録を作成した後、複数の管理職員が廃棄を決済していた。
少年事件では必要に応じて事実上の永久保存に当たる特別保存にする規定があるが、廃棄された少年事件記録について最高裁は「担当職員に保存にする認識がなかった」などとした。