『サラリーマンNEO』×阿部寛の愛らしさ!? 『疾風ロンド』で監督がこだわったキャラクター作り

『サラリーマンNEO』×阿部寛の愛らしさ!? 『疾風ロンド』で監督がこだわったキャラクター作り

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  • 更新日:2016/11/29
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『サラリーマンNEO』×阿部寛の愛らしさ!? 『疾風ロンド』で監督がこだわったキャラクター作り

東野圭吾の原作小説を、阿部寛、大倉忠義、大島優子らの出演で映画化した『疾風ロンド』。本作で監督を務めた吉田照幸にインタビューを行った。

日本最大級の広大さを誇る野沢温泉スキー場を舞台に、盗み出された危険な生物兵器を取り戻すという、厄介な任務を無茶振りされた研究所員の奮闘を描く物語。

吉田照幸監督は、1993年にNHKに入局。社会現象を巻き起こしたドラマ小説『あまちゃん』、サラリーマンの悲哀をユーモラスに描いた『サラリーマンNEO』など数々の人気作品の演出を担当。映画は、『サラリーマンNEO劇場版(笑)』に続いて2本目となる。

「伊丹十三監督が大好き」という吉田監督は、その影響について「主人公が特殊な仕事に就いていても、観客はしっかりと思い入れを抱いて観ることができる。例えば、異性に弱いとか、情に脆いとか。どんな世界の人間であっても僕は(伊丹映画に)感情移入ができるし、いろんなイタさも含めて魅力的に映る。自分の作品でも、そういうキャラクター作りを常に意識しています」と語る。

「『サラリーマンNEO』のサラリーマンたちのようなシュールなキャラクター性に、阿部寛さん特有の愛らしさを加えた」という主人公、医科学研究所員の栗林。「彼は科学者だけど、自分のキャリアや実力に関する悩みを抱えている。上の地位へ行きたいけど、それができないという、働く人の誰もが考えているような心情を込めました」

仕事では難題を押し付けられ、家庭では思春期の息子とギクシャク気味。気苦労が多い栗林を、阿部が人間味たっぷりに演じている。吉田監督は、以前から阿部のファンで、「いつか一緒に仕事がしたい」と望んでいたという。

「真面目な男の役から、『テルマエ・ロマエ』のようなキャラクターまでできる役者さんは、なかなかいない。阿部さんが持つ振り幅の広さの中で、新しいキャラクターを生みだすことにやりがいがありました。試行錯誤を繰り返し、そして着地したのが、阿部さんにとって一番普通ともいえる役。おもしろい皮肉になっていると思います」

雪が降り積もるスキー場という、とてもタフな状況に置かれた人間たちのドタバタなサスペンス。「雪国を舞台に、あそこまでのやり取りをする映画は、日本にはない」と、吉田監督は雪上でのアクションにも自信を見せる。

「スキー場が舞台の映画は国内外にもたくさんありますが、結局は室内劇になってしまうものが多い。でも本作は、登場人物がずっとスキー場にいます。特にアクションの撮影はとても大変で、役者さんたちの立ち位置をちょっと変えるだけでもかなり時間がかかるんです。あと、画的にも、全面が雪の白一色なので景色が、ずっと同じ背景に見えてしまう。だからこそ、そう見えない工夫をいろいろしています。きっと、これまでのスキー場が出てくる映画・ドラマとは受ける印象が違うはずです」

映画『疾風ロンド』は全国公開中

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