“世界一”アストロズは大谷翔平を日ハム時代映像まで使い丸裸にしていた

“世界一”アストロズは大谷翔平を日ハム時代映像まで使い丸裸にしていた

  • THE PAGE
  • 更新日:2018/04/27
No image

4失点の大谷は昨季の世界一チームに研究されていた(写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ)

エンゼルスの大谷翔平(23)が24日(日本時間25日)敵地でのアストロズ戦に先発、7奪三振6安打4失点の内容で6回途中に降板。その後、一度、逆転を許したため大谷に勝ち負けはつかなかった。メジャー自己最速となる101マイル(163キロ)を2球マーク。前回の降板理由となった中指にできたマメの影響は見せなかったが、5四球を与えるなど、制球が安定していなかった。

大谷を攻略したアストロズの地元メディアであるヒューストン・クロニクル紙も「大谷はスプリッターに冴えがあったが、彼の制球は不正確だった。色々な球種の武器や持っている才能に驚かされることはなかった」と厳しく論評した。

同紙によると、試合後、名将、AJヒンチ監督は、「チームが試合前に大谷の日本時代(日ハム)とメジャーで3度の先発試合ビデオを揃えてくれた。それらのビデオは非常に役に立った」と、日ハム時代の映像までを取り寄せて、対策を練ったことを明かしたという。

この日の大谷は、98球を投げて、フォーシームは37球、スプリットが34球、スライダーが23球の内容で、フォーシームよりも変化球の割合が多く、しかも、これまでに比べてスライダーを多投したが、2回、二死からアストロズの先制点につながるレフト線二塁打を放ったアレックス・ブレグマンは、同紙の取材に対して配球を読んでいたことを証言した。

「彼が、遅い球(変化球)を多く使うだろうということは試合前からみんなが頭に入れていた。おそらく(キャッチャーの)マーティン・マルドナドが、そういう配球をしてくるだろうと。去年マルドナドは、遅い球をリーグで最も使うキャッチャーだったんだ。我々は、そのデータを知っていた。大谷は、その球を良く制球していたがね」

昨季“フライボール革命”と呼ばれた独特の打撃戦略で、ワールドシリーズチャンピオンとなったアストロズは大谷を丸裸にしていたのだ。

それでもチームは7つの三振を奪われた。大谷に対する警戒心は対戦して、なお増大したようだ。

5回無死一塁から初球の96マイル(約154キロ)のフォーシームを狙ってバックスクリーンにたたきこむ2ランを放ったデレク・フィッシャーは、「大谷は厳しい球を投げていた。スプリットや、右打者よりも左打者へ多く使っていたスライダーの何球かは、厳しい球だった。100マイル(約161キロ)も投げる。バッターは、そのフォーシームに対応する準備をしておかねばならない」というコメントを同紙に残している。

昨季のMVPであるホセ・アルトゥーベ、3番を打ったカルロス・コレアは、データで多投のわかっていたはずのスライダーに三振を喫している。また横浜DeNAでプレー経験のあるユリエスキ・グリエルも最初の打席は見逃しの三振に終わっていた。

大谷から四球を選び、二塁打も放った捕手のブライアン・マッキャンは、ヤンキース時代に田中将大とバッテリーを組み、日本人特有のスプリットの軌道に見慣れているはず。
それでも「大谷は良かった。100マイル(約161キロ)を投げ、スプリットは88マイル(約142キロ)を投げることができる。打者には手ごわい」と同紙の取材に答えている。

ヒンチ監督も「1試合で彼を査定しすぎてしまうのも難しい。今日の大谷の制球は良くなかったが、持っている球は素晴らしい。最高の速球にスプリット。ストライクを取れる変化球は、もしかしたら彼の中で最も良い球かもしれない」と評価した。

大谷は、この試合で100マイル(約161キロ)を5球、記録した。そのうちの3球が「彼の登板が終わりに近づき、エンゼルスがブルペンの準備を始めた5回に投じられた」ことに敵チームのメディアも注視した。
そして、ミニッツメイド・パークのファンが大谷の降板時に大きな拍手を送り、大谷が帽子を取って、それに応えるという珍しい様子を伝えた。
“世界一”アストロズは5月14日(日本時間15日)から今度は、エンゼルスの本拠地で3連戦を戦う。大谷が、中6日のローテーションを守れば5月16日(日本時間17日)に再びアストロズは、全米が注目している“二刀流”と対戦することになる。

「大谷は我々が見たことのない選手、誰も見たことがない選手だった。彼のことをもっと見ることができれば、ゲームプランをもっと良く整え準備することができる。調整していけば、我々は大丈夫だ」

フィッシャーは、同記事の中で、大谷との経験が増えれば攻略できるという手ごたえをつかんだコメントを残している。

この記事をお届けした
グノシーの最新ニュース情報を、

でも最新ニュース情報をお届けしています。

外部リンク

プロ野球カテゴリの人気記事

グノシーで話題の記事を読もう!
井口監督が攻めの石川称賛、中田の三振投球で真骨頂
阪神梅野が秘打セーフティー、2死三塁から意表突く
福原愛ちゃんの始球式スタイルがかわいすぎて悶絶! ツインテールにピンクのユニフォーム&デニムショーパンがめちゃんこ似合ってます
大谷翔平、打線の火付け役なるか。エンジェルスvs.ブルージェイズ3連戦のみどころ
【動画あり】福原愛さんがノーバン! 台湾野球の始球式でナイスピッチング
  • このエントリーをはてなブックマークに追加