子供に野菜を食べさせる効果的な方法とは

  • WSJ日本版
  • 更新日:2016/10/19
No image
No image

研究者らによれば、子どもに果物や野菜を食べさせるためには、お小遣いなどで「釣って」も良い。医療経済学の専門誌「Journal of Health Economics」に掲載された論文で、米ブリガムヤング大学のジョセフ・プライス准教授(経済学)らが述べた。

「お小遣い作戦」を数週間にわたって継続した場合、短期的に効果をもたらすだけでなく、子どもに健康的な食習慣を身に付けさせる可能性があるという。プライス准教授は「親として、努力のしがいがあり、しかも(良い食習慣の習得という)長期的な恩恵が得られることはあると考えよう」と話した。

同准教授は、カーネギーメロン大学のジョージ・ローウェンスタイン教授(経済学・心理学)やペンシルベニア大学のケビン・ボルプ教授(医学)らと共同でこの論文を執筆。

研究チームは1年半にわたって小学1―6年生8000人(計40校)を対象に調査を行い、短期的な動機付けが子どもたちにより良い長期的な食習慣をもたらすか否かを調べた。

実験は、昼食時にリンゴやモモ、パイナップル、サラダといった果物ないし野菜を少なくとも1回分食べた生徒には、25セント(約25円)のトークンを受け取れる仕組みを採用。トークンは学校の売店などで使えることにした。

プライス氏によると、果物と野菜の摂取量は実験開始後に急増。同チームは論文で「これらの小さな動機付けが果物と野菜の消費量を劇的に増加させた」とし、「この行動の変化はその後も持続された」と説明した。

「お小遣い」期間が終わって2カ月後も、昼食時に果物や野菜を食べる生徒は実験前より多かった。25セントの奨励措置を3週間行っていた学校では、果物ないし野菜を少なくとも1回分食べた生徒の数は実験前から21%増えたという。

さらに大きな効果が見られたのは、この取り組みを5週間行った学校だった。実験終了から2カ月後の果物および野菜の摂取量が44%も増えていたのだ。

子どもたちがこの取り組みを受け入れ、それを継続する上で一定の役割を果たしたのは、前向きのピアプレッシャー(仲間からの圧力)だった。プライス氏によると、コーネル大学のある医療経済学者は、より迅速に行動規範を確立する方法の1つとして、「人気がある子」にこの取り組みを真っ先に受け入れさせるようにすることを提唱している。

研究チームはまた、頻繁に食べれば食べるほど、子供たちは果物や野菜を好きになると考えている。プライス氏は自らの私生活を引き合いに出し、息子にご褒美をあげて野球のボールを打つ練習をさせたことを話した。息子は練習すればするほどうまくなり、野球をするのが好きになっていったという。

プライス氏は、親や学校はお金以外のご褒美、例えば、休息の時間や体育の時間を長くするなどの方法を試しても良いだろうと話している。

この記事をお届けした
グノシーの最新ニュース情報を、

でも最新ニュース情報をお届けしています。

コラム総合カテゴリの人気記事

グノシーで話題の記事を読もう!
女として見れねぇ......! 「幼児体型な女性」の特徴6つ
【絶対にわからん】解けたら人類の限界を超えた目を持っていると判明する問題が世界中で話題に!!
【気持ち分かる?】みんなの「小っせーけど、どうしてもイライラしてしまうこと」30連発
老舗温泉ホテルの熾烈な価格競争 1泊2食で6000円以下も
《元UNIQLO店員視点!》UNIQLOのキッズ商品見逃してない?!実は安くて可愛いお宝がざっくざくなんです♡
  • このエントリーをはてなブックマークに追加