製造から58年のボンネットバス「伊豆の踊子号」

製造から58年のボンネットバス「伊豆の踊子号」

  • RadiChubu
  • 更新日:2022/08/06
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伊豆半島では「伊豆の踊子号」という、クラシックなバスが走っています。1964年(昭和39年)製のボンネットバスで、運転席の前にバンッと鼻が突き出している中にエンジンが入っています。8月4日放送の『多田しげおの気分爽快!!~朝からP•O•N』(CBCラジオ)では、東海自動車の総務部、広報CSR推進課の課長代理、土屋知也さんに聞きました。

伊豆の踊子号

「伊豆の踊子号」は元々は路線バスとして運行していましたが、1976年(昭和51年)からは天城路を走る観光用のバスとして運行されていました。
全国の懐かしいレトロバスブームの火付け役になったバスです。

現在でもイベントなどで年に数回走行していましたが、流石にいろいろと不具合が出てきて、半年かけてリニューアルしました。
オレンジ色と黄色のボディでピカピカのボンネットバスになりました。

土屋さん「いたるところが痛んでおりまして、今回は腐食部分、外装、内装に加えて、より安心、安全な運行ができるようにブレーキ周りの整備もしました」

どこもかしこもリニューアル

外装も内装もリニューアルされました。しかし…。

多田「私はボンネットバスに乗ってた世代なんですが、昔は冷房装置がなかったと思うんですが、今回は冷房装置は入れたんですか?」

土屋さん「残念ながら入れてないです」

多田「でも、昔々のバスなんだから、そんな物入ってたらおかしいぞと思わないといけませんよね」

土屋さん「いやいやいや。はい、そうですね」

フォローと言うより、きっぱりと言い切る多田。
乗り物好きの多田の圧に、若干、たじろぐ土屋さんでした。

乗り物大好き

土屋さんに、改めてリニューアルした「伊豆の踊子号」を見た感想を聞きました。

土屋さん「本当にきれいになっていたので、本当に復活したということで、ある種の感慨を覚えたんですけれども、まず思ったのが、走り出した時にですね、エンジン音が、ボンネット特有の非常に気持ち良いエンジン音ですね。それがとても印象的でした」

多田「ボンボンという感じのちょっと大きな音のね」

土屋さん「あれが非常に気持ちよかったですね」

土屋さんの「気持ちよかった」に何か感じ入ったのか、「流石、バス会社の方ですね」と、一目置く多田です。

土屋さん「いやいやいや」

土屋さんの今度の「いやいやいや」からは同じ「乗り物好き仲間」への共感が感じられました。

昔のように車掌さんも乗る

ここで、また多田の昔話。

多田「昔のボンネットバスは、必ず女性の車掌さんが乗ってましたけど、伊豆の踊り子号は?」

土屋さん「当社のガイドが、当時と同じように黄八丈という踊り子の格好をさせていただいて乗車します」

黄八丈は、伊豆諸島の一つ、八丈島で織られた鮮やかな黄色に格子模様の入った特徴的な柄の織物で。江戸時代後期に大流行しました。
川端康成『伊豆の踊子』で踊り子が着ていた着物も黄八丈です。

ボンネットバスが走る風景

本格的な運航として、8月の6日、7日にツアーを開催。8月中にはあと3回ツアーがあるそうです。

その後は、「あまり無理はさせられないので、長距離の走行は試しながら検討していきたい」とのことでした。
約60年前のボンネットバス。会社としても大事にしていることが伝わります。

いよいよ修善寺温泉の街中やレトロっぽい温泉街、伊豆の山々の緑の間を走るボンネットバスの姿が本格的に見られます。

土屋さん「自然の中を走ってることに意味があるというか、そんな風景に価値があるんじゃないかなと思います」

多田「エアコンがつけられなかったんですが、窓から入ってくる伊豆の風を感じながら、走るんですよね」

土屋さん「私も試乗で実際に乗ったんですけど、非常に風が気持ちよかったです」

前述のようにエアコンはありませんが、リニューアルによって小型扇風機が付きました。
涼風を感じながらの伊豆のバス旅、いかがですか?
(尾関)

多田しげおの気分爽快!!~朝からP・O・N
2022年08月04日07時42分~抜粋(Radikoタイムフリー)

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