
今年最初のグランドスラム大会「オーストラリアン・オープン」(オーストラリア・ビクトリア州メルボルン/予選1月10日~、本戦1月27~30日/ハードコート)の女子予選2回戦で、本玉真唯(日本/島津製作所)がリャン・エンシュオ(台湾)を6-0 6-4で下して本戦入りに王手をかけた。
「とても嬉しいです。もし本戦に入ったら、夢に見ていたものなので嬉しいです。次の相手は先週負けている(6-4 2-6 3-6)相手なので、気持ちを強く持って戦いたい」
昨年のシカゴでは素晴らしい戦いを見せ、金星を挙げて準々決勝まで勝ち進んだ。そこでつかんだ自信は?
「シカゴでトップレベルでも通じると感じられる試合だった。今の状態からさらにレベルアップしなければいけないけど、自分のテニスでもトップ100にきっと入れると思って自信を持って戦っています」
試合を振り返った。
「いつも最初は緊張するんですけど、今日は出だしもよく、6-0で取れた。でも、6-0から1ゲーム取られると緊張する。第2セット1-3で取られたところで気持ち的に引いてしまったけど、折れなかったので、すぐにブレークバックして2-3、自分のサービスをキープした後にブレークできたのが良かったです」
サービスを改善してきた効果が出ている。
「大事なところでファーストサービスでフリーポイントが取れたのがラッキーだった。昨年のシカゴ、インディアンウェルズが終わってから、サービスのスピードを上げなければいけないとコーチとも話して、10マイル上げるのを目標にしてきた。そこで改善してサービスのフリーポイントが取れるようになった。サービスで崩せるようになり、サービスキープが少し楽になった」
予選決勝で対戦するジェン・チンウェン(中国)は1週間前にメルボルン・サマーセット1で敗れた相手だ。
「彼女はフラットよりも少しスピンがかかって打ちづらいボールを打ってくる。先週の試合は逆転負けだが、ファーストセットでは緩急をうまくつけて、相手のミスを誘えていたので、一本調子で相手に打たせるのではなく、スライス、ループを使って、相手のペースを乱していけたらと思う」
テニスマガジン編集部