
テレビ熊本
水俣市にある半導体関連の人材育成を行う施設で26日から高校生を受け入れる研修が始まりました。
3年前に水俣市が誘致した半導体装置の販売などを手掛ける企業『アスカインデックス』です。
去年から教育事業として商社など、半導体を取り扱う企業向けの人材育成を行う
『半導体実技総合大学校』を開設し、製造のプロセスなどを学ぶ研修も行っている企業です。
TSMCの熊本進出で半導体関連の人材育成にも熱い視線が注がれる中、26日から高校生の受け入れを始めました。
【田中 礼右 社長】
「日本の半導体は『失われた30年』といわれている。半導体をきっかけに違う世界があるということを知ってもらうために選べる(研修の)メニューを作っていきたい」
研修には水俣高校の生徒7人が参加し、暮らしを支える半導体の種類やその仕組みについて学びました。
そして、普段は企業からの依頼で試作品の半導体を製造しているクリーンルームに移動し、作業を体験しました。
【参加した高校生】
「半導体の開発はこれからも世の中で続いていくので学習して損はないと思った」
「もっと自分から半導体について学んでいこうと思った」
会社では今後、県や水俣市と連携し、半導体関連人材の育成拠点として、小学生や中学生にも現場で半導体を学習する場を提供したいとしています。