
長野・中野市で4人が死亡した立てこもり事件で、逮捕された男が「ひとりぼっちをののしられたと思った」いう趣旨の話をしていることがわかった。
26日午後8時前、長野市内の警察署に移送された青木政憲容疑者(31)。
車の中で視線を左右に動かしたあと、無表情のまま警察署の中へ入っていった。
4人が死亡した立てこもり事件。
青木容疑者は、近所に住む女性2人をナイフで刺したあと、駆けつけた警察官2人に猟銃を発砲した。
なぜ、このような犯行に及んだのか。
捜査関係者によると、家族に対し、次のような趣旨の話をしていたという。
青木容疑者「大学時代にいじめにあい、人間関係が苦手となり、実家の農業を1人でやっていた。ひとりぼっちをののしられたと思い、最初の女性を刺して殺害した。駆けつけた警察官に撃たれると思って、猟銃で射殺した」
警察は、動機をさらに追及する方針。