動画時代のいま、改めて「話し方」について考える #深夜のこっそり話 #1612

動画時代のいま、改めて「話し方」について考える #深夜のこっそり話 #1612

  • SPUR
  • 更新日:2022/09/23

昔から人様に注目されることが苦手で、多くの視線が自分に注がれているのを想像するだけで足がガクガク震えるビビり気質です。20代前半の頃、身内のような付き合いの友人の結婚式でスピーチをしたときの下半身の震えっぷりは今でも忘れられません。とはいえ大人になってさほど注目を浴びることもないため、普段はうまく隠しながら(過信でなければ)、なんとか日々を乗り越えています。ところが近頃「ああ、動画では隠し切れないのだな……」と深く深く反省する出来事がありました。シュプールTVの自分の出演回を客観的に観たとき、早口っぷりとテンションの低さに唖然とし、「あれ!?想像と違うんですけど!?」状態に。そんな絶望感を抱えていたからなのか、キム・ハナさんの書籍『話すことを 話す』(CCCメディアハウス)が心にズブズブと刺さりまして。共感できるポイントと、なるほど!と膝を打つポイントが随所に書かれていて、一気に読んでしまいました。

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キム・ハナさんとファン・ソヌさんの暮らしにフォーカスした『 女ふたり、暮らしています。 』(CCCメディアハウス)もとても好きでした。 こちらのエディターコラム でも紹介しています〜!

長い間コピーライターとして活動しながら、ラジオ番組やポッドキャストをはじめ、講演会、公開放送、司会といった“話す”仕事を多くこなしているキム・ハナさん。近頃は“書く”仕事よりも増えているそうで、本書は自身の体験談を筆頭に、話し方の技術についてたっぷりと伝授いただいています。幼少期に声のコンプレックスを持っていたとか、話す度に人の目を気にしてしまうとか、「わかりみがすぎる……!」と内容を読み進めながらうんうんと頷いてしまいました。
声が通るほうなのか、これまでの人生のなかで「どこかで聞いたことある声だと思ったら、やっぱり!」と知人に声をかけられる確率がかなり高かったんですよね。それが自分的にはあまり喜ばしいことではなく、幼い頃「珍しい声」などと言われたことが、意外とずっと心の奥底にチクリと傷として残っているのかもしれません。

そんな背景もありながらまあいい大人なので、対人コミュニケーションであれば、自然と笑顔になり、声のトーンも上がるものの、動画のような想像力を必要としたときの自分のポンコツっぷりに目も当てられない……!! 本書は失敗談についても書かれていて、ハナさんのようなプロでもやはり緊張しますよね……と胸をなでおろしながら、これまで「話す」ことがあまりにも身近だったゆえに、そのテクニックについて熟考したことはなかったな〜と。ハナさん独自の視点が盛りだくさんで学びになる上に、個人的にはとてもタイムリーな内容で、学生のように大事な箇所に線を引いたりして絶賛脳内インプット中です(笑)。

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最近見つけた自宅付近のお気に入りカフェで、まったりと本を読む時間もまた至福。

まずは自分の想像の声とリアルな声とのギャップに慣れるべく、録音して何度も聞いてみるのがいいそう。小っ恥ずかしいけれど、確かに客観的に自分の声や話し方を知ることは大事ですよね。想像とはまったく異なった、声のトーンやスピード、抑揚について、しっかり受け入れてテコ入れしていきたいと思います!

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