「誰も戦争で命落とさない世界に」 今治空襲77年、小学生の決意

「誰も戦争で命落とさない世界に」 今治空襲77年、小学生の決意

  • 毎日新聞
  • 更新日:2022/08/06
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「平和ほどの幸せはなく、戦争ほどの不幸はない」。作文を朗読する矢葺蘭奈さん=愛媛県今治市で2022年8月6日、松倉展人撮影

1945年の空襲から77年を迎えた6日、愛媛県今治市で追悼式典があった。「世界では今でも戦争が起きていることが残念でなりません」。同市立吹揚(ふきあげ)小6年、矢葺蘭奈(やぶきらんな)さん(11)が作文「平和だからこそ」を朗読。一人でも多くの人が平和を意識することへの願いを込めた。

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米軍爆撃機B29の編隊64機はマリアナ諸島テニアン島から飛び立ち、45年8月6日午前0時過ぎ、今治市中心部を焼夷(しょうい)弾で爆撃。計3回あった同年の空襲で計575人以上の命が奪われた。また、8月6日未明にはテニアン島の別の飛行場から原子爆弾を搭載したB29が広島へ向かった。今治市内では毎年8月6日に追悼式典が開かれている。

今年6月、吹揚小の6年生は「今治市の戦災を記録する会」会長の新居田大作さん(87)の出前授業を受け、今治空襲について話を聞いた。矢葺さんは「自分の住んでいる今治で、アメリカ軍による攻撃があったなんて想像もしていなかった」と驚く。

矢葺さんは6日、今治市の四国霊場55番札所「南光坊」で開かれた式典に出席。ロシアによるウクライナ侵攻を念頭に、「武器で日常の幸せを破壊され、夢を狂わされ、大切な命を奪われています。言葉が見つからないほど悲しい」と訴えた。さらに「私たちにできることは何か。この夏、広島平和記念資料館を訪れるつもりです。悲劇を二度と繰り返さないために。世界中の誰もが戦争で命を落とさないために」と決意を語った。【松倉展人】

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