池江璃花子769日ぶり“本職”3位 100mバタフライ「こんなにキツかったっけ」

池江璃花子769日ぶり“本職”3位 100mバタフライ「こんなにキツかったっけ」

  • デイリースポーツ online
  • 更新日:2021/02/22
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決勝のレースを終え明るい表情で引き揚げる池江璃花子(代表撮影)

「競泳・東京都オープン」(20日、東京辰巳国際水泳場)

開幕し、白血病からの完全復活を目指す競泳女子の池江璃花子(20)=ルネサンス=は100メートルバタフライで59秒44の3位に入った。闘病からの復帰後、初めてレースで本命種目のバタフライを泳ぎ、東京五輪代表選考会を兼ねた4月の日本選手権の参加標準記録(1分00秒29)を突破した。昨年8月の実戦復帰後は50メートル、100メートル自由形にしか出場していなかった。男子400メートル個人メドレーは、19年世界選手権覇者の瀬戸大也(26)=TEAM DAIYA=が4分20秒41の3位に沈んだ。

懸命に腕を回し、水をかいた。復帰後初のバタフライ。769日ぶりに池江が“本命”に帰ってきた。予選は1分0秒06の2位通過。決勝は2番手争いを繰り広げながら3位でフィニッシュした。

「こんなに100のバタフライってキツかったっけ」と振り返りつつ「隣に負けたのはすごい悔しかった」と池江。目標の59秒3には届かず「まだちょっと早かったかなとも思った。自信をなくしかけそうになったのが正直な気持ち」と語ったが、東京五輪代表選考会を兼ねる、4月の日本選手権の参加標準記録を突破した。

レース前は「不思議な気持ち」だった。

「めちゃめちゃ思い返した」というのが、2019年1月13日、三菱養和スプリント競技大会。病の発覚前に最後に泳いだレースであり、最後の100メートルバタフライだ。タイムは1分00秒41。体調悪化の気配を感じ「不安になったレース」でもあった。予選で当時のタイムを上回り「ホッとした」と柔らかな笑みを浮かべた。

同時に、電光掲示板に光る自身の日本記録56秒08に「あんなタイムで泳いでいたのかって、不思議な気持ちにもなりました」とも話した。

西崎勇コーチは、泳ぎ始めた当時のバタフライを「かけないし(腕を)戻す動作もできない状態だった」と表現した。「2年くらいかかる印象だった。正直、想像できなかった」。驚異の“成長”ぶりに目を丸くした。

日本選手権のエントリー種目は自由形を含め、2人で相談して選択する。西崎コーチは「タイムだけでなく、どうダメージが来るかなども分析して決めたい」と慎重。池江も「いろいろ検討して決めていきたい」と話すにとどめた。

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