【今を生きる】映画『主婦の学校』主婦たちが通うワケ

【今を生きる】映画『主婦の学校』主婦たちが通うワケ

  • めるも
  • 更新日:2021/11/26
No image

北欧の島国・アイスランドのレイキャビクに、1942年から現在まで続く伝統ある家政学校「主婦の学校」があります。歴史あるその学校では、「自立した人生」を楽しむための知恵と技術が学べるそう。家で過ごすことが多くなった昨今、暮らしや家事の在り方を優しく問いかけてくれるドキュメンタリー映画です。

なぜアイスランドの人々は主婦の学校へ通うのか?

「主婦の学校」では、初歩的な料理からおもてなし料理の調理方法や縫製技術、テーブルセッティング、食事マナーなど生活全般を学びます。1990年代に男子学生も受け入れて男女共学になり、性別関係なく生活の知恵や技術を学ぶために、アイスランド全土から学生たちが集まってくるそう。学生たちの進学理由は、「主婦になるために行くわけじゃない」「男でも自分のことは自分で面倒を見られる人間になりたい」と様々です。進学理由からもわかるように、学位を取るために行くのではなく、生活に必要な知識を身につけたいと思う人々が、自分のために行く学校なんです。

自分の生活を自分でつくりあげていく楽しみ

これまでの卒業生には、主婦をはじめ美容家、俳優、芸術家、アイスランドの環境・天然資源大臣など様々な立場の方がいます。卒業生が口を揃えて言うのが、「いまを生きる術」を身につけられたということ。特に料理は生活する上で必要なことですよね。美味しい料理が作れるようになれば、毎日の食事も楽しみになります。そして破れた衣服の修繕ができるようになれば、生活を大切にすることでもあり、今の時代に必要なサスティナブルな(持続可能な)取り組みでもあります。

楽しみながら家事をしてみると、日々の暮らしは「自分ごと」として変わっていくのかもしれません。2021年現在、男性の育休取得率は70%を超えるアイスランド。家事は“主婦”のものだけではなくなってきています。できる限り自分で自分の面倒をみることは、生きている実感を得られることでもあるのでしょう。たまには時間をかけて丁寧に家事をしてみようと思える映画です。

【公開】 2021年
【キャスト・スタッフ】
監督・脚本:ステファニア・トルス

この記事をお届けした
グノシーの最新ニュース情報を、

でも最新ニュース情報をお届けしています。
  • このエントリーをはてなブックマークに追加