ビジョン・ファンドでの約3兆7400億円の損失で孫会長「今年の投資は保守的」=韓国報道

ビジョン・ファンドでの約3兆7400億円の損失で孫会長「今年の投資は保守的」=韓国報道

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  • 更新日:2022/05/14
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ビジョン・ファンドでの約3兆7400億円の損失で孫会長「今年の投資は保守的」=韓国報道(画像提供:wowkorea)

ソフトバンクが運営する世界最大の技術ファンドである「ビジョン・ファンド」が史上最大の損失を記録した。ソフトバンクの孫正義会長は今年の保守的な投資計画を明らかにした。

12日(現地時間)のロイター通信によると、ソフトバンクのビジョン・ファンドは2021会計年度(2021年4月~2022年3月)に262億ドル(約3兆7400億円)の損失を出したと発表した。ビジョン・ファンドの影響で、ソフトバンクも創業史上最大の損失である純損失132億ドル(約1兆7100億円)を記録した。

ビジョン・ファンドとは、ソフトバンクがサウジアラビアの国富ファンド(PIF)と共に作った技術ファンドだ。運用資産規模は1500億ドル(約19兆3500億円)に達し、全世界の情報技術(IT)企業475社に投資中だ。中国電子商取引業者のアリババとカーシェアリングサービス業者の滴滴出行、TikTokを作ったバイトダンスなど、中国のビッグテック企業に初期投資して大きな収益を上げた。

ビジョン・ファンドは一時、“黄金の卵を産むガチョウ”と呼ばれたが、主要国の基準金利引き上げ基調とロシアによるウクライナ侵攻などの地政学的危機が高まり、不振を免れずにいる。ニューヨーク証券市場に上場された韓国電子商取引業者のクーパン(Coupang)は2021年3月の上場当時に比べて4分の1にも及ばない10ドル台(約1300円)で取引されている。ビジョン・ファンドはクーパンに30億ドル(約3869億5700万円)を投資した。

2020年10月にアリババ創業者の馬雲(ジャック・マー)が公開席上で当局を正面批判した“説話”事件を契機に始まった中国政府の自国ビッグテック規制強化が長期化した点もファンド収益に悪影響を与えた。香港証券市場に上場されたアリババグループの株価は当局の規制強化前までは300香港ドル(約4900円)を上回っていたが、現在は100香港ドル(約1600円)未満になっている。今年に入って30%以上下落した。

孫正義会長は業績発表後、ビジョン・ファンドの今年の投資規模を昨年の半分以下、または4分の1水準まで減らすと述べた。昨年3月末基準で20.4%だった担保認定比率(LTV / Loan to Value Ratio)を25%水準以下で維持するという約束を守るためだ。ビジョン・ファンドの2021会計年度における第4四半期の投資規模は25億ドル(約3224億6400万円)で、直前四半期の103億ドル(約1兆3300億円)と比べると大幅に減少した。

ただし、孫会長は「1~2年内に証券市場が回復し、攻撃的な投資に乗り出す時期が戻ってくると見ている」と話した。

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