
3日から県内を襲った記録的な大雨では、JR磐越西線の橋が崩落するなど、大きな被害が出ました。
床上まで水に浸かった喜多方市の保育園では、5日も職員総出で後片付けに追われました。
ちり取りですくい取っているのは、ごみではなく、床にたまった茶色い水。
こうした泥水が、あちらこちらに残っています。
喜多方市の塩川(しおかわ)のびやか保育園です。
3日から4日にかけて、近くを流れる姥堂川があふれました。
その水が流れ込んだため、園舎内の全ての部屋は、床上から20センチほど浸水ました。
5日はおよそ30人の職員が総出で、床を拭いたり、水に濡れた用具などを運び出しました。
【大槻記者】
「水に浸かった棚やいす、それに遊具などが10m以上先まで並んでいます。」
プラスチック製のおもちゃなどは、消毒すれば今後も使えます。
しかし、ベビーベッドなどの木で作られた物は、汚れた水が染み込んでいるため、全て処分する可能性もあるそうです。
【大槻記者】
「こちら砂場です。普段は、見えていたはずの木の枠は全く見えません。その上に流れて来た砂が覆いかぶさっています。」
水没した砂場も、全て新しい砂に交換する予定です。
後片付けは来週いっぱいかかる見込みで、8月13日までの休園が決まっています。